参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID1039 シアン化第二水銀(CAS番号 592-04-1) | 分類実施日 | H18.11.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(NFPA, 13th, 2002)。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(NFPA, 13th, 2002)。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(NFPA, 13th, 2002)。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 水に対して安定。(水溶解度の数値が得られている。) |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素またはハロゲンを含んでいない無機化合物。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 無機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分2 | ![]() |
危険 |
飲み込むと生命に危険 |
ラットのLD50=26mg/kg(RTECS, 2006)に従って、区分2とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分3 | - | 警告 |
軽度の皮膚刺激 |
HSDB(2005)、HSFS(1993)、SITTIG(4th, 2002)に皮膚を刺激するとの記述があり、区分3とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 |
眼刺激 |
HSDB(2005)、HSFS(1993)、SITTIG(4th, 2002)に眼を刺激するとの記述があり、区分2Bとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分1 |
(呼吸器感作性) − (皮膚感作性) ![]() |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)警告 |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ |
呼吸器感作性:データなし。 皮膚感作性:MAK/BAT(2005)、産衛学会勧告(2005)では水銀および水銀化合物は皮膚感作性の危険性があるとしており、HSFS(1993)、SITTIG(4th, 2002)にも本物質は皮膚感作性を起こす可能性があるとの記述があるため、区分1とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | データなし。なお、金属水銀(CICAD(J), 50, 2003)およびシアン化物(CICAD(J), 61, 2004; PIM G003, WHO/ICPS, 1997)には変異原性がないとされている。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | 無機水銀化合物はIARC 58(1993)ではGroup 3、ACGIH-TLV(2006)ではA4に分類されており、いずれも区分外相当であるが、シアン化物については適切な発がん性試験がなされておらず(CICAD(J), 61, 2004; PIM, G003, WHO/ICPS, 1997)、本物質のデータもないことから、分類できないとした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分1B | ![]() |
危険 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれ |
本物質のデータはないが、無機水銀化合物は分類指針参考文献のChemically Induced Birth Defects(3rd, 2000)では父親暴露による発生毒性物質としてあげられており(ヒトで自然流産の報告あり)、California Proposition 65(2005)でも発生毒性があるとされていることから、区分1Bとした。なお、「水銀元素あるいは無機水銀化合物は、母体に毒性を与えない用量では発生毒性物質でないことが示唆される」(CICAD(J), 50, 2003)、並びに「シアン化物は明らかに母獣に毒性がある投与量または濃度でのみ発生に対する有害な影響を誘起する」(CICAD(J), 61, 2004)との記述もある。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(心血管系、呼吸器系、中枢神経系、腎臓) | ![]() |
危険 |
臓器(心血管系、呼吸器系、中枢神経系、腎臓)の障害 |
本物質のデータはないが、Priority 1文書のCICAD(J)61(2004)ではシアン化物の急性中毒の標的臓器として心血管系、呼吸器系、中枢神経系をあげており、CICAD 50(2003)では無機水銀化合物のヒトおよび動物の急性毒性において腎臓への影響がみられることから、区分1(心血管系、呼吸器系、中枢神経系、腎臓)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(中枢神経系、腎臓) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(中枢神経系、腎臓)の障害 |
Priority 1文書のCICAD(J)50(2003)およびACGIH-TLV(2006)には無機水銀化合物は中枢神経系、腎臓に影響を与えるとの記述があり(CICAD(J)61(2004)にはシアン化物の反復暴露も中枢神経系に影響を与えるとの記述がある)、Priority 2文書のHSFS(1993)にも本物質による同様の記述があることから、区分1(中枢神経系、腎臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=20μg/L(HSDB、2004)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、金属化合物であり水中での挙動および生物蓄積性が不明であるため、区分1とした。 |