危険有害性項目
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分類結果
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シンボル
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注意喚起語
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危険有害性情報
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注意書き
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分類根拠・問題点
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1
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急性毒性(経口)
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区分外
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ラットLD50値:>10,000 mg/kg(農薬登録申請資料、日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))に基づき、区分外とした。
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1
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急性毒性(経皮)
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区分外
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ラットLD50値:>10,000 mg/kg(農薬登録申請資料、日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))に基づき、区分外とした。
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1
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急性毒性(吸入:ガス)
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分類対象外
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GHSの定義における固体である。
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1
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急性毒性(吸入:蒸気)
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分類できない
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データなし。
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1
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急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
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分類できない
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ラットLC50(4時間)値:>4.1 mg/L(農薬登録申請資料)、>3.94 mg/L(20%水和剤)(換算値(日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))のデータがあるが、区分が特定できず分類できない。なお、飽和蒸気圧濃度(3.3E-7 mg/L)以上の濃度であり粉塵と判断した。
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2
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皮膚腐食性/刺激性
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区分外
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ウサギを用いた皮膚刺激性試験(GLP準拠)において皮膚に対する刺激性が認められなかった(農薬登録申請資料、日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))ことから、区分外とした。
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3
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眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
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区分外
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ウサギを用いた眼一次刺激性試験(Draize評価基準適用)において、評点1の結膜発赤が投与後1, 24時間に認められたのみで、この症状も48時間までには消失している(農薬登録申請資料、農薬安全性情報(1990))ことから、区分外とした。
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4
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呼吸器感作性
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分類できない
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データなし。
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4
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皮膚感作性
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区分外
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モルモットを用いた2種の皮膚感作性試験(Maximization testおよびBuehler test:GLP準拠)のいずれにおいても、皮膚反応を認めず陽性率が0%(農薬登録申請資料)であり、皮膚感作性を示さなかったことから区分外とした。
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5
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生殖細胞変異原性
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区分外
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マウスの経口投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞 in vivo変異原性試験)の陰性結果(農薬登録申請資料)により、区分外とした。なお、in vitro変異原性試験では:CHL細胞を用いる染色体異常試験で陰性、細菌(サルモネラ)を用いる復帰突然変異試験で陰性の結果が得られている(農薬登録申請資料、農薬安全情報(1990))。
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6
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発がん性
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分類できない
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他の機関の発がん性評価による分類は見当たらない。ラットを用いた36ヶ月混餌投与試験において、発がん性はないと結論されている(農薬登録申請資料)が、ラット1種のみの試験結果しかなく、データ不足により分類できない。
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7
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生殖毒性
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区分外
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ラットに3世代にわたる混餌投与試験において、親動物における妊娠率、出産率および着床などの生殖能力への影響は認められず、胎仔動物において検体投与に起因する骨格及び内臓などの形態学的な異常は認められなかった(日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))。また、ウサギの器官形成期に経口投与した試験においても、妊娠率および着床所見などの影響、胎仔の骨格および内臓などのばく露による形態学的な異常は見られず、催奇形性は認められなかった(日本産業衛生学会 許容濃度提案理由書集)。したがって、ばく露による親の生殖毒性および仔の発生毒性を検討した試験で、いずれも有害影響が見出されなかったことから、区分外とした。
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8
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特定標的臓器毒性(単回暴露)
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分類できない
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ラットおよびマウスに10000 mg/kgの経口投与により中毒症状は認められず(農薬登録申請資料)、また、ラットに10000 mg/kgの経皮投与でも異常はなかった(農薬登録申請資料)との結果に基づき、経口及び経皮の経路では区分外に相当する。一方、ラットに4.1 mg/L/4時間の吸入曝露(粉塵)では、鼻汁の増加、尿失禁が観察されたのみで重大な毒性発現の記述はない(農薬登録申請資料)が、この試験濃度はガイダンス値の範囲内であり、ガイダンス値範囲を超えた濃度における影響の有無は明らかでない。したがって吸入ばく露の場合は分類できない。以上より、単回ばく露を総合して「分類できない」とした。
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9
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特定標的臓器毒性(反復暴露)
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分類できない
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最大無作用量(無毒性量)に関して、ラットの経口投与(混餌)試験の場合、2度の3ヶ月ばく露で500 mg/kg/day(産衛学会勧告(2008))と2500 mg/kg/day(農薬安全性情報(1990))、90日ばく露で363〜809 mg/kg/day(農薬登録申請資料)、36ヵ月ばく露で86〜106 mg/kg/day(日本産業衛生学会許容濃度提案理由書集(2008))、マウスの混餌投与試験の場合は3ヶ月ばく露で7500 mg/kg/day(農薬安全性情報(1990))、イヌの経口投与(カプセル)試験においては90日ばく露で1000 mg/kg/day(農薬登録申請資料)、53週ばく露で100 mg/kg/day(農薬登録申請資料)とそれぞれ報告され、いずれもほぼガイダンス値範囲区分2の上限100 mg/kg/day以上となることから、経口経路では区分外に該当する。しかし、他経路についてはデータがないので、「分類できない」とした。
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10
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吸引性呼吸器有害性
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分類できない
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データなし。
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