名称:1-(2-クロロエチル)-3-シクロヘキシル-1-ニトロソ尿素(CCNU)
CAS番号:13010-47-4
物質ID: | 21A3739 |
分類実施者: | 厚生労働省、環境省 |
分類実施年度: | 平成21年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団(N-N及びN-0)を含み、酸素収支が-200より大きい(-164.31)ので火薬類に分類される可能性はあるがデータがないので分類できない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団(N-N及びN-0)を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | 危険 | H301: 飲み込むと有毒 |
P301+P310: 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P330: 口をすすぐこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットのLD50値が71-73 mg/kg bw(IARC vol.26(1981)であるので区分3とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分1B | 危険 | H340: 遺伝性疾患のおそれ |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
生殖細胞 in vivo 経世代変異原性試験(ラットの優性致死試験)で陽性(IARC Sappl.7(1987))であることから区分1Bとした。なお、体細胞を用いるin vivo 遺伝毒性試験(ラット及びマウスのDNA損傷試験)で陽性(IARC Sappl.7(1987))。in vitroのチャイニーズハムスター細胞による姉妹染色分体交換試験(変異原性試験)、チャイニーズハムスター細胞、ネズミチフス菌による遺伝子突然変異試験(変異原性試験)で陽性(IARC Sappl.7(1987))(IARC vol.26(1981)) | |
6 | 発がん性 | 区分1B | 危険 | H350: 発がんのおそれ |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
IARCでグループ2Aに分類されており、区分1Bとした。ラットの腹腔内投与による発がん性試験で肺腫瘍の発生が確認され、ヒトの発がん性を示す臨床報告がある。(IARC vol.26(1981)) | |
7 | 生殖毒性 | 区分1B | 危険 | H360: 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
海外の医薬品副作用情報(PDR 64edition(2010))として、その他の副作用として不妊、胎児への影響と記載され、また、ラットの腹腔内投与試験により催奇形性がみられ、ウサギの試験では流産が生じた(IARC vol.26(1981))とあることから区分1Bとした。 | |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(肝臓、骨髄)、区分2(全身毒性) |
危険 警告 |
H371: 臓器の障害のおそれ(全身毒性) H370: 臓器の障害(肝臓、骨髄) |
P307+P311: 暴露した場合:医師に連絡すること。 P309+P311: 暴露したとき、又は気分が悪いとき:医師に連絡すること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットにガイダンスの区分1の用量に該当する20-100 mg/kg を経口投与した試験で、肝臓に毒性症状を示したデータ(HSDB(2009))があり、海外の医薬品副作用情報(PDR 64edition(2010))として、「主な副作用」の中に白血球、赤血球、血小板の減少、吐き気・嘔吐の記述があることから区分1(肝臓、骨髄)とした。また「その他の副作用」のうち食欲不振、口の痛み、疲労感、下痢、脱毛、発疹、錯乱、歩行困難、肺への影響、肝臓、腎臓への影響の記載があるが急性影響か明確ではないため区分2(全身毒性)とした。なおイヌ、サルに2.5-30 mg/kg bw静脈投与した試験で骨髄、リンパ組織、腎臓、肝臓に毒性症状を示したとの記述がある。(IARC vol.26(1981)) | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(骨髄)、区分2(肺、肝臓、腎臓、神経系) |
危険 警告 |
H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(肺、肝臓、腎臓、神経系) H372: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害(骨髄) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
海外の医薬品副作用情報(PDR 64edition(2010))として、「主な副作用」の中に白血球、赤血球、血小板の減少、吐き気・嘔吐(急性症状)の記載があることから区分1(骨髄)とした。「その他の副作用」として食欲不振、口の痛み、疲労感、下痢、脱毛、発疹、錯乱、歩行困難、肺への影響、肝臓、腎臓への影響の記載があるが二次的影響かどうか不明なため区分2(肺、肝臓、腎臓、神経系)とした。また、治療により患部への投与で肝毒性、脱毛症、腎不全、腎障、無気力、運動失調、接触皮膚炎、短期の色素沈着、毛細管拡張症、皮膚痛み、痒みを起こしたとの記載および骨髄抑制、吐き気、嘔吐と口内炎、脱毛症を起こしたとの記載(HSDB(2009))がある。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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