名称:硝酸マグネシウム
CAS番号:10377-60-3
物質ID: | 21A3553 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成21年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関する原子団を含んでいるが、UNRTDG(UN1474)で区分クラス5.1PGIIIに分類されているため区分外と判断した。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性(IUCLID(2000))である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関する原子団を含んでいるが、UNRTDG(UN1474)で区分クラス5.1PGIIIに分類されているため分類対象外である。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性(IUCLID(2000))である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性(IUCLID(2000))である。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 金属(Mg)を含むが、水溶解度は71.2 g/100g H2O at 25℃(HSDB(2003))であり水に対して安定であると判断される。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
14 | 酸化性固体 | 区分3 | 警告 | H272: 火災助長のおそれ:酸化性物質 |
P370+P378: 火災の場合:消火するために...を使用すること。 P210: 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 P220: 衣類/.../可燃物から遠ざけること。 P221: 可燃物と混合を回避するために予防策をとること。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
UNRTDG(UN1474)でクラス5.1PGIIIに分類されている。 | |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 無機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラットLD50値は5440 mg/kg bw(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体である(Sax(11th, 2004))。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | 警告 | H315: 皮膚刺激 |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P332+P313: 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P362: 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 |
硝酸マグネシウム六水和物について、ヒトの皮膚に対し重度の刺激物(severe irritant)と記載されているが(HSDB(2003))、腐食性に関する記載はないので可逆性と見られるので、区分2とした。なお、ウサギに500 mgを24時間適用した標準ドレイズ試験で刺激性は軽度(mild)との結果(RTECS(1998))がある。 | |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 | 警告 | H319: 強い眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 |
硝酸マグネシウム六水和物について、ヒトの眼に対し重度の刺激物(severe irritant)と記載され(HSDB(2003))、ウサギに500 mgを適用した標準ドレイズ試験で刺激性は軽度(mild)との結果(IUCLID(2000))が得られている。以上より、硝酸マグネシウムは刺激性を有するが、ドレイズ試験で軽度との結果もあり可逆的とみられるので区分2とした。 | |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(血液) | 警告 | H371: 臓器の障害のおそれ(血液) |
P309+P311: 暴露したとき、又は気分が悪いとき:医師に連絡すること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
硝酸マグネシウムはメトヘモグロビン生成剤であるとの記述(HSDB(2003))があり、経口摂取すると、血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある(ICSC(2003))との記述がある。以上の記述はそれぞれList 2およびList 3の情報に由来することから、区分2(血液)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、ヒトで硝酸カリウムを12日間経口摂取後、メトヘモグロビン血症を発症したとの記述がある(HSDB(access on Jan. 2010)。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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