名称:ペンタフルオロエタン
CAS番号:354-33-6
物質ID: | 21A3522 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成21年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性(SIDS(2005))である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 区分外 | - | - | - | - | 酸化性ではない。(SIDS(2005)) |
5 | 高圧ガス | 低圧液化ガス | 警告 | H280: 高圧ガス:熱すると爆発のおそれ | P410+P403: 日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 | 臨界温度(66.3℃(Ullmanns(E)(6th, 2003)))が+65℃を超えている。 | |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガスである。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 気体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分外 | - | - | - | - | ラットを用いた試験(OECD TG 403, GLP準拠)において、LCLo > 800000 ppm/4hr(SIDS(2005))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義におけるガスである。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義におけるガスである。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | マウスの吸入による骨髄を用いた小核試験(OECD TG 474)(体細胞in vivo変異原性試験)における陰性結果(SIDS(2005))に基づき、区分外とした。なおin vitro試験では、エームス試験の陰性結果(SIDS(2005))、PATTY(5th, 2001))、チャイニーズハムスターの卵巣細胞および肺細胞、さらにヒトリンパ球を用いた染色体異常試験のいずれも陰性結果(SIDS(2005、PATTY(5th, 2001))が得られている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットおよびウサギの器官形成期に吸入暴露した試験(OECD TG414)において、母動物の一般毒性(ラットで不安定歩行の症状、ウサギでは摂餌量の低下)が発現している状況下で、仔の発生に対する悪影響は報告されていない(SIDS(2005))。しかし、親の性機能および生殖能に及ぼす影響に関すしてはデータがないので「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットにおおよそ500000〜700000 ppmの吸入ばく露により死亡はなく、一過性の体重減少のみで症状もほとんど認められていない(ECETOC JACC(1994))。800000 ppmになると全動物で失調歩行や異常呼吸が観察されたが、ばく露1時間後には消失し、病理学的検査でも著しい変化は認められていない(SIDS(2005))。これらの試験濃度はガイダンス値上限の数十倍の濃度であり、吸入ばく露では区分外に相当するが、他経路でのデータがないので「分類できない」とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットを用いた4週間(OECD TG412)および13週間(OECD TG413)の吸入暴露試験において両試験とも重大な毒性影響は認められず、NOAECはそれぞれ50000 ppm(90日補正値:15386 ppm)および50000 ppmと報告されている(SIDS(2005))。NOAECがガイダンス値範囲を超えていることから吸入ばく露では区分外に相当するが、他経路(経口および経皮)のデータがないため「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義におけるガスである。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 | - | - | - | - | QSARによる推算値が、魚類の96時間LC50 = 274 mg/L、甲殻類の48時間EC50=283 mg/L、藻類の96時間EC50=172 mg/L(いずれもSIDS, 2006)であり、これらはQSARによる推定値であるが、SIDSで引用されておりこの推定値は信頼してよいこと、実測値入手は困難であることから区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 | - | - | - | - | 難水溶性ではなく(水溶解度:923 mg/L(PHYSPROP Database, 2009))、急性毒性区分外であることから、区分外とした。 |
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