名称:(RS)‐1‐[2,5‐ジクロロ‐4‐(1,1,2,3,3,3‐ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]‐3‐(2,6‐ジフルオロベンゾイル)ウレア(別名ルフェヌロン)
CAS番号:103055-07-8
物質ID: | 20A2311 |
分類実施者: | 厚生労働省、環境省 |
分類実施年度: | 平成20年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性及び自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 酸素、塩素及びフッ素を含むが、これらは水素、炭素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラット:LD50値>5000mg/kg(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001))により区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、EU分類では、R43である(EU-Annex I(Access on 2. 2009))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | 投与経路は明記されていないがマウスを用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)の陰性結果に基づき区分外とした(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001))。なお、ラットの肝細胞を用いた不定期DNA合成試験(体細胞in vivo遺伝毒性試験)で陰性、in vitro試験ではラット肝細胞、ヒト線維芽細胞を用いた不定期DNA合成試験、CHO細胞を用いた染色体異常試験でも陰性である(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | ラット及びマウスを用いた混餌投与による発がん性試験において、発がん性は認められない(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10 (2001))ことから区分外に該当するが、リスト2のデータであることから分類できないとした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 | 警告 | H361: 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
投与期間は明記されていないがラットを用いた強制経口投与による催奇形性試験において、仔に対しては催奇形性は認められなかったが、親動物では平均着床数の低下、平均生存胎児数の低下が認められたとの記述(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001))により区分2とした。 | |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、神経系) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(肝臓、神経系) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
マウス18ヶ月、ラット24ヶ月、イヌ12ヶ月の混餌による反復経口投与試験において、何れも区分2のガイダンス値内で肝臓の脂肪変性、壊死性変化、肝細胞肥大、肝比重量増加を含む肝臓への影響と、強直性/間代性痙攣、振せんが共通して認められた(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001))。またラットを用いた4ヶ月間の経口投与による神経毒性試験では、区分2のガイダンス値内の27.15mg/kg/dayの投与群で、神経病理学検査では異常は認められなかったが、ペンチレンテトラゾール誘発性痙攣が増強され、回復試験中に軽減された(農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001))。“農薬安全情報 食品衛生研究 vol.51 No.10(2001)”では以下の考察をしている。「当該物質は脂溶性が高く、体内での分解性が非常に低いため、体内に蓄積されやすいことが推測され、ペンチレンテトラゾール誘発痙攣を促進することから、脳幹・大脳皮質に作用していると考えられる。従って当該物質は脳の脂肪性部分である神経系の周辺細胞の脂質中に蓄積され、一定濃度以上になると神経伝達系に影響を及ぼすと考えられる。」以上の報告から標的臓器は肝臓、神経系とし、区分2(肝臓、神経系)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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