名称:2‐メチル‐パラ‐フェニレンジアミン硫酸塩
CAS番号:6369-59-1
物質ID: | 20A2137 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成20年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | 可燃性固体の判定試験データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団、および自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | 発火点および空気との接触性に関するデータなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 融点および自己発熱性化学品の試験データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | - | フッ素および塩素を含まない。酸素を含み窒素および硫黄と結合しているが酸化性の実験データがない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | 危険 | H301: 飲み込むと有毒 |
P301+P310: 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P330: 口をすすぐこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットのLD50値 98mg/kg bw(IARC(vol.16, 1978))に基づき、区分3とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で固体(HSDB(2002))である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いた試験で、「軽度の刺激性(Mild)」(HSDB, 2002)の結果に基づき区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
ウサギを用いた試験で、「結膜に軽度の反応」がみられた(HSDB, 2002)ことから、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | R43(区分1相当)である(EU-Annex I, access on 8. 2008)が、データがなく分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vivoのデータがなく、in vitro変異原性試験(エームス試験、染色体異常試験、姉妹染色分体交換試験)にて陽性結果があるが、強陽性ではなく(NTP Database, access on 8. 2008)、分類できないとした。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | 2年間の発がん性試験にて、ラット雄で精巣の間細胞腫があり、マウス雌で細気管支-肺胞上皮腺種および肺胞上皮癌の合計発生率がヒストリカルコントロールに比べ高い頻度でみられているが、どちらの試験においても、発がん性を決定付ける十分な結果ではないと結論づけている(NTP(TR126, 1978))ため、分類できないとした。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | 妊娠中のラット経皮投与試験(IARC(vol.16, 1978))およびマウス皮下注射試験(Teratogenic(12th, 2008))において催奇性は認められていないが、親の生殖能力に関する情報がないので、分類できないとした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットを用いた皮下投与試験(4-32mg/kg bw投与)で、メトヘモグロビン値に顕著な増加がみられていない(IARC(vol.16, 1978))と記述があるのみで、本試験の詳細データおよびその他に試験情報が得られないため分類できないとした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラット及びマウスを用いた発がん性試験(NTP(TR126, 1978))はあるが、腫瘍に関する病理所見以外の記載は不十分である。ラットを用いた2年間経皮試験において毒性症状はみられないが、暴露した物質は4% 2,5-diaminotoluene sulfate or 3% 2,5-diaminotoluene and 0.75% 2,4-diaminoanisole sulfatesを含む染髪剤であり、単一の物質によるデータでない(IARC(vol.16, 1978))ことから分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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