名称:N-フェニルマレイミド
CAS番号:941-69-5
物質ID: | 1-347 |
分類実施者: | 経済産業省、環境省 |
分類実施年度: | 平成20年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1で容器等級がIII、国連番号2811なので、区分外とした。 なお、このTDG分類は、Merck KGaA data from March 2009による、国連番号を根拠とした。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 国連番号: 2811、危険性:クラス・区分: 6.1、容器:等級III。 なお、このTDG分類は、Merck KGaA data from March 2009による、国連番号を根拠とした。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 試験温度の140℃において、液体または気体となる物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | 危険 | H301: 飲み込むと有毒 |
P301+P310: 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P330: 口をすすぐこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)のLD50値 153 mg/kg(雄)、188 mg/kg(雌)(厚労省報告(Access on November 2008))との記述から、区分3とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データが不十分なので分類できない。 なおList3の情報源データであるが、ウサギを用いたDraize試験で「Mild」(RTECS(1999))との記述がある。List記載の情報源ではないが日本触媒のMSDS(HPJ-1402-00-07(2007))には「ラビット 軽度ないし中等度の刺激性」との記述がある。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 なおList記載の情報源ではないが日本触媒のMSDS(HPJ-1402-00-07(2007))には「ラビット 腐食性あり」との記述がある。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vitro変異原性試験(CHL/IU培養細胞を用いる染色体異常試験、ネズミチフス菌を用いる復帰変異試験)でS9 mix非存在条件下で共に陽性(厚労省報告(Access on November 2008))との記述があるが、in vivo試験データがないので分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データもないので分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットを用いた反復投与毒性試験と生殖/発生毒性スクリーニング試験を組み合わせた試験(OECD TG422、GLP)で、「母動物に死亡例が見られる用量で、生殖器、生殖能に影響がなく胎児、新生児への影響もみられなかった」(厚労省報告(Access on November 2008))との記述があるが、データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(全身毒性) | 危険 | H370: 臓器の障害(全身毒性) |
P307+P311: 暴露した場合:医師に連絡すること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)で、「下痢、自発運動の低下、耳介および四肢の蒼白化がみられた。投与後1日以降は異常は認められなかった」、「前胃粘膜肥厚」(厚労省報告(Access on November 2008))との記述がある。これらの影響は区分1のガイダンス値の範囲内で見られた。List記載の情報源ではないが日本触媒のMSDS(HPJ-1402-00-07(2007))に皮膚、眼への刺激性を示唆するデータが記載されており、前胃粘膜肥厚については本物質の刺激性による影響ではないかと推測されるため、採用しない。以上より、区分1(全身毒性)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットを用いた反復投与毒性試験と生殖/発生毒性スクリーニング試験を組み合わせた試験(OECD TG 422、GLP)で、「前胃粘膜の潰瘍および浮腫、前胃角化亢進および前胃上皮過形成、前胃粘膜への炎症細胞浸潤」(厚労省報告(Access on November 2008))との記述がある。List記載の情報源ではないが日本触媒のMSDS(HPJ-1402-00-07(2007))に皮膚、眼への刺激性を示唆するデータが記載されており、これらの前胃の症状は本物質の刺激性による影響ではないかと推測されるため、採用しない。他にデータがないため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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