名称:クレオソートオイル, アセナフテン留分(別名ウオッシュオイル)
CAS番号:90640-84-9
物質ID: | 88 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成19年度 |
使用マニュアル: |
GHS分類マニュアル(H18.2.10版) 技術上の指針(H17.12.6版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体(IUCLID)である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体(IUCLID)である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体(IUCLID)である。 |
6 | 引火性液体 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足で分類できない(引火点>90℃(IUCLID)との情報がある。) |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体(IUCLID)である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性または自己反応性に関する原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 発火点>500℃(IUCLID)との情報があり、常温では発火しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体(IUCLID)である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足で分類できない(IUCLIDでは、爆発性なし、酸化性なし、可燃性としている。) |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体(IUCLID)である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、クレオソート油(8001-58-9)では「ラットの経口LD50データ5件(CICADS 62(2004))の平均値が1523mg/kg」であることから、区分4に分類されている。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、クレオソート油(8001-58-9)では「ラットで15800mg/kgにおいて半数が致死したというデータがある(ATSDR(2002))」ことから、区分外に分類されている。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | 液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、クレオソート油(8001-58-9)では「クレオソート原料石炭の産地によって結果に差があるが、米国産について中等度の刺激の報告があること(ATSDR(2002))」から、区分2に分類されている。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、クレオソート油(8001-58-9)では「ウサギの眼に刺激ありの報告が1件あるが7日以内に回復している(CICADS 62(2004))」ことから区分2Bに分類されている。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、クレオソート油(8001-58-9)では「ヒトのアレルギー反応の報告がある。紫外光による光過敏症も述べられている(CICADS 62(2004))」ことから区分1に分類されている。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | 本物質のデータが無く、分類できない。なお、クレオソート油(CAS No. 8001-58-9)では、in vivo小核試験、DNA付加体形成試験で陽性のデータがある(CICAD 62(2004)、(ATSDR(2002))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | EUがCat. 2; R45に分類しているが(EU(2007))、動物実験において発がん性の根拠となるデータは入手できなかった。 なお、留分が異なるクレオソート油(CAS No. 8001-58-9)では、IARCがグループ2A、日本産業衛生学会が2A、EPAがB1、EUが/Cat.2に分類している。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく、分類できない。 なお、留分が異なるクレオソート油(CAS No. 8001-58-9)では、クレオソートの暴露を受けた男性労働者の子孫に脳腫瘍および神経芽細胞腫の増加が示唆されたとの報告がある(CICADS 62(2004))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 なお、留分が異なるクレオソート油(CAS No. 8001-58-9)では、ラットでの動物試験で麻酔作用が見られ、ヒトで気道刺激性の報告がある(CICAD 62(2004))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 なお、なお、留分が異なるクレオソート油(CAS No. 8001-58-9)では、ミストでの吸入試験において、区分2のガイダンス値の範囲内で肺の組織球症、肝臓、腎臓の重量増(牡)、血液(赤血球、ヘモグロビンの減少、網状赤血球の増加)がみられるとの報告があり(ATSDR(2002))、肺、肝臓、腎臓、血液系への影響が見られている。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | 警告 | H400: 水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(ミジンコ類(Daphnia cucullata))の48-hEC50=0.68mg/L(IUCLID, 2007)から、区分急性1とした。 | |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 | - | - | - | - | 急性毒性が区分1であるが、急速分解性があり、生物蓄積性が低い(IUCLID, 2007)ことから、区分外とした。 |
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