名称:6,6'‐(ビフェニル‐4,4'‐ジイルビスアゾ)ビス(4‐アミノ‐5‐ヒドロキシ‐2,7‐ナフタレンジスルホン酸二ナトリウム)(別名ダイレクトブルー6)
CAS番号:2602-46-2
物質ID: | 55 |
分類実施者: | 厚生労働省、環境省 |
分類実施年度: | 平成19年度 |
使用マニュアル: |
GHS分類マニュアル(H18.2.10版) 技術上の指針(H17.12.6版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関する原子団(脂肪族アゾ基)を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関する原子団(脂肪族アゾ基)または自己反応性に関する原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素、水素以外の元素である硫黄と化学結合しているが、規定試験法によるデータがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラットLD50 =8.76 g/kg(HSDB, 2003)との記載から、区分外と分類した。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ウサギ LD50 >= 8.0 g/kg.(HSDB, 2003)との記載から、区分外と分類した。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | 固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 | - | - | - | - | ラットを1時間、約154 mg/Lで暴露し、死亡はなかったことから(HSDB, 2003)、LC50値は>154 mg/L(1時間)と判断した。4時間暴露での推定LC50値は、1時間×(>154 mg/L)/4時間=(>38.5 mg/L)で、LC50値は>38.5 mg/L(4時間)と換算した。従って、粉塵の評価基準によって区分外と分類した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットでのDNA付加体形成、マウスでのDNA損傷がみられ(RTECS, Access on Oct. 2007)、マウスリンフォーマ試験で陽性(NTP DB, Access on Oct. 2007)との知見があるものの、証拠の重みづけから十分なものではないと判断され、データ不足で分類できない。 |
6 | 発がん性 | 区分1B | 危険 | H350: 発がんのおそれ |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
日本産業衛生学会(2007)が2A、EU(2007)が2に分類していることから、区分1Bとした。 | |
7 | 生殖毒性 | 区分1B | 危険 | H360: 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
HSDB(2003)に、「妊娠6-15日目のマウスに本物質0、50、75、100、200 mg/kg/日を投与し(経路不明)、妊娠18日目に帝王切開した試験で、100 mg/kg/日以上で親動物の体重増加抑制がみられ、75 mg/kg/日以上で児に口蓋破裂や波状肋骨がみられた」との記述があり、親動物への影響がみられない用量で児動物に奇形がみられていることから、区分1Bとした。 | |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足により分類できない。ラットへの単回強制経口投与試験で、肺のうっ血がみられたとの報告(HSDB, 2003)等があるが、いずれも用量と影響との関係が不明であり、分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(肝臓) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
「ラットに本物質を13週間混餌投与した試験で、胆管過形成がみられた」(NTP TR108, 1978)との記述から、肝臓が標的臓器と考えられた。なお、この影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。以上より、分類は区分2(肝臓)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | 魚類(ファットヘッドミノー)の96-hLC50が>180 mg/L(ECOTOX,2007)であるが、水溶解度が0.000137 mg/L(SRC, 2005)であることから、このデータは評価できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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