名称:ジアニシジン
CAS番号:119-90-4
物質ID: | 1016 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | Combustible when exposed to heat or flame.との情報があるが(HSDB(Access on Oct 2005))、規定試験法によるデータなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性ならびに自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に金属または半金属を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内にフッ素または塩素を含んでいない。酸素を含むが、この酸素は炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含んでいない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | 警告 | H302: 飲み込むと有害 |
P301+P312: 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P330: 口をすすぐこと。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットLD50値=1920mg/kg(RTECS(Access on Oct 2005)、HSDB(Access on Oct 2005)、BUA 27(1988))、1001mg/kg(BUA 27(1988))に基づき、区分4とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。なお、BUA 27(1988)に10%溶液をウサギに投与しても刺激性は認められなかったとの記述があるが、HSDB(Access on Oct 2005)、HSFS(2001)およびSITTIG(4th, 2002)にはヒトへの影響として皮膚を刺激する可能性があると記載されている。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。BUA 27(1988)に10%溶液はウサギの眼を刺激しなかったとの記述があるが、HSFS(2001)およびSITTIG(4th, 2002)にはヒトへの影響として眼を刺激する可能性があると記載されている。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。なお、BUA 27(1988)に本物質を約100年間製造していた工場では、感作性を示した従業員が皆無であるとの報告がある。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。なお、BUA 27(1988)に、織物染色工場での皮膚感作性を疑われる1症例の報告を除いて、他に同様の報告は無い。一方、本物質を約100年間製造していた工場では、感作性を示した従業員が皆無であるとの報告がある。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 | 警告 | H341: 遺伝性疾患のおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
体細胞を用いるin vivo遺伝毒性試験のほ乳類骨髄細胞を用いる姉妹染色分体交換(SCE)試験で陽性の結果(DFGOT vol.5(1993))があり、in vitro変異原性試験で陽性の結果(NTP DB(Access on Oct 2005)、DFGOT vol.5(1993))があることから、区分2とした。専門家よりマウス小核試験での陽性報告(Mutat Res., 319, 19-30、1993;Mutat Res., 389, 1-122, 1997)の提供を受けたが、本区分を支持するものであった。 | |
6 | 発がん性 | 区分2 | 警告 | H351: 発がんのおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
EU ANNEX I(Access on Oct 2005)ではカテゴリー2に分類されているが、IARC(2005)、日本産業衛生学会(2005)でともに2B、NTP RoC(11th, 2005)でRに分類されていることから、区分2とした。 | |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。HSFS(2001)にヒトへの影響として鼻や喉を刺激する可能性が示唆されているが、具体的な症例報告に基づく記述か否か不明である。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(腎臓) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(腎臓) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
DFGOT vol.5(1993)のラットを用いた13週間飲水経口投与試験で腎重量増加が区分2のガイダンス値範囲の暴露で認められ、腎症が最高用量群で認められたとの記述から、腎臓が標的臓器と考え、区分2とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
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