名称:ジシクロペンタジエニル鉄
CAS番号:102-54-5
物質ID: | 782 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分外 | - | - | - | - | Fe-C(鉄ー炭素)の結合を有するが、防炎剤で火薬製品ではない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | タイプG | - | - | - | - | 自己反応性に関わる原子団の不飽和結合を含み、爆発性に関わる原子団の鉄-炭素結合むが国連番号3221〜3241に含まれず、輸送禁止物質ではない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 防炎剤として使用されている。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 防炎剤として使用されている。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 鉄を含むが、水溶解性が測定されており、水との反応性は無い。水では分解されず、10%水酸化ナトリウム水溶液または濃塩酸と煮沸しても分解されない(化学大辞典(2003))の記載もある。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | ハロゲン、酸素を含まない有機化合物。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | 警告 | H302: 飲み込むと有害 |
P301+P312: 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P330: 口をすすぐこと。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラット LD50:1320 mg/kg(PATTY(5th, 2001)の記載より区分4とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分3 | - | 警告 | H316: 軽度の皮膚刺激 | P332+P313: 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 | ヒトに対し皮膚刺激性(PATTY(5th, 2001))の記載より区分3とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
ヒトに対して眼刺激性(PATTY(5th, 2001))の記載より区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | いずれもデータがなく分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | いずれもデータがなく分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vitro 試験のエームズテスト、姉妹染色分体交換試験は陰性(PATTY(5th, 2001))の記載はあるが、in vivoのデータがないため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットの筋肉注射による試験で注射部位にガンが認められた(PATTY(5th, 2001))、イヌの経口投与(カプセル)で発ガンは認められない(HSDB(2005))の記載はあるが、IARC等の評価機関の報告は無いため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | イヌの6ヶ月投与試験で精巣の形成不全が見られた(ACGIH(2001))の記載はあるが、データ不足により分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) | 警告 | H335: 呼吸器への刺激のおそれ(気道刺激性) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトに対して気道刺激性(PATTY(5th, 2001))の記載より区分3(気道刺激性)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(鼻腔) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(鼻腔) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
人での報告は無い。ラット、マウスの吸入暴露試験において区分2のガイダンス値内で鼻に壊死性の炎症、異型性、再生が認められた(PATTY(5th, 2001))の記載より区分2(鼻腔)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
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