名称:シアナミド
CAS番号:420-04-2
物質ID: | 749 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 液状品は引火点はない。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 自己反応性に関わる原子団(アミノニトリル類)を含んでいるが、液状品のデータがないので分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 液状品は引火性、発火性はない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | (液状品)液状の試験法が確立していないので分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, C, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含んでいない物質。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 無機物。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 金属腐食性の情報がない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3(有効成分) | 危険 | H301: 飲み込むと有毒(有効成分) |
P301+P310: 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P330: 口をすすぐこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットの試験で雄LD50=2415mg/kg(農薬抄録(2002))、これは2000mg/kg(区分4)を超えているので区分5。またこの値から概算すると純品(有効成分)は区分3となると思われる。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない(有効成分) | - | - | - | - | ラットの試験であるが、2000mg/kg(区分4)で死亡がみられていない(農薬抄録(2002))ので区分外。有効成分は死亡が見られていないので概算できないため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類できない(有効成分) | - | - | - | - | 液剤はGHS定義による液体のため「分類対象外」。有効成分はデータがないので「分類できない」。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | 蒸気のデータがない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | ラットのダスト吸入試験結果(農薬抄録(2002))があるが、石灰窒素57%を含有するものでシアナミド有効成分の試験結果ではないので分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外(約10%液状品) | - | - | - | - | ウサギの試験結果(純度13.33%液剤)によると刺激性は認められなかった(農薬抄録(2002))という結果により区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外(約10%液状品) | - | - | - | - | シアナミド13.33%液剤はウサギの眼に対して刺激性を示さないものと判断された(農薬抄録(2002))の報告により区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | 呼吸器感作性の情報がないので分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | (約10%液状品)区分1 | 警告 | H317: アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ(約10%液状品) |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P333+P313: 皮膚刺激又は発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P272: 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
皮膚感作性はモルモットの試験結果より13.34%液剤原液にたいして陽性と認められた(農薬抄録(2002))ので区分1とした。 | |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 | 警告 | H341: 遺伝性疾患のおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
in vivo試験およびで哺乳類培養細胞で染色体異常誘発性を有すると判断された(農薬抄録(2002))ので区分2とした。 | |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | 動物試験データおよび評価機関の情報がないので分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | 繁殖性、催奇形性の試験結果がないので分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットの経口の試験結果がある(農薬抄録(2002)))が、投与量等不明のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 化学性肺炎という情報もない、また動粘性率もない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 | - | - | H402: 水生生物に有害 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=33.5mg/L(農薬登録申請資料、2002)から、区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分3 | - | - | H412: 長期継続的影響によって水生生物に有害 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分3、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=-0.82(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性が不明であることから、区分3とした。 |
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