名称:N,N'-ジアセチルベンジジン
CAS番号:613-35-4
物質ID: | 746 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | 可燃性の情報はない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性および自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | 情報がない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 情報がない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, C, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 酸素があるが、炭素以外の元素と化学結合をしていない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 有機化合物だが分子内に-O-O-の構造を含まない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 金属腐食性の情報が無く、また融点が317℃であり固体の金属腐食性を判定するための試験法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | 動物実験のデータがないので分類できない。EUではR22(飲み込むと有害性)となっている。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | 動物実験のデータがないので分類できない。ただしEUではR21(皮膚と接触すると有害性)となっている。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | 動物実験のデータがないので分類できない。EUではR20(吸入すると有害性)となっている。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 | 警告 | H341: 遺伝性疾患のおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
in vivoでラット肝臓DNAへの結合は低いが陽性を示している(HSDB(2003))、in vitroの試験結果はいずれも変異原性を示唆する(HSDB(2003)),(RTECS(2000))ので区分2とした。 | |
6 | 発がん性 | 区分2 | 警告 | H351: 発がんのおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
評価機関であるIARCで2Bより区分2とした。ratで経口投与、皮下、腹腔内投与で肝臓、耳管及び乳腺の発ガン性が認められている(IARC 16(1978))。 | |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データがない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(腎臓) | 警告 | H371: 臓器の障害のおそれ(腎臓) |
P309+P311: 暴露したとき、又は気分が悪いとき:医師に連絡すること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
マウスの食餌試験で4g/kg(換算値:600mg/kg bwに相当)で腎臓への影響が見られた(IARC 16(1978))ので区分2とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(腎臓) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(腎臓) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットの摂餌で429mg/kg(43mg/kg、21mg/kgに相当)で重大な糸球体腎炎(severe glomerulonephritis)を生じて死亡するというデータ(IARC 16(1978))により区分2(腎臓)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 化学肺炎の情報がない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
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