名称:α,α,α-トリフルオロ-3'-イソプロポキシ-o-トルアニリド
CAS番号:66332-96-5
物質ID: | 650 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 150℃で熱安定性である(農薬登録申請資料(1996年))ことから、空気と接触しても自然発火しないと判断される。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 融点が140℃以下であり、液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に金属または半金属を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に塩素を含まず、酸素、フッ素を含むがそれらは炭素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を有しない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 融点が55℃以上であり、固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラット LD50 >10000mg/kg(農薬登録申請資料(1996年))から、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ラット LD50 >5000mg/kg(農薬登録申請資料(1996年))から、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 | - | - | - | - | ラット LC50 >5.98mg/L(農薬登録申請資料(1996))および「死亡例なし」の記述に基づき区分外とした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | モルモットを用いた皮膚刺激性試験により、皮膚刺激性はほとんど無いものと判断されている(農薬登録申請資料(1996))ことに基づき区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いた眼刺激性試験の結果、「眼瞼結膜、眼球結膜及び角膜に対し全く刺激性を示さなかった」との記述(農薬登録申請資料(1996))に基づき区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 | - | - | - | - | モルモットを用いたMagnusson-Kligman Maximisation法により、全く皮膚反応が認められていない(農薬登録申請資料(1996年))ことから区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | マウスを用いたin vivo小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)による陰性結果(農薬登録申請資料(2005))に基づき区分外とした。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | ラットおよびマウスを用いた長期混餌投与による試験の結果、両動物種とも投与に起因する腫瘍発生頻度の増加は認められず(農薬登録申請資料(1996))、残留農薬安全性委員会で「発がん性なし」として評価済みであることに基づき区分外とした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | - | ラットを用いた2世代繁殖試験において交配、分娩、哺育などの性機能や生殖能に影響なく(農薬登録申請資料(1996))、ラットあるいはウサギの器官形成期投与による催奇形性試験では、両動物種とも胎児の外表、内臓、骨格の各検査とも被験物質投与によると思われる影響は認められていない(農薬登録申請資料(1996))。以上より生殖毒性を有しないものと判断されるので区分外とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分外 | - | - | - | - | ラットを用いた経口あるいは吸入(ダスト)による単回暴露試験において、雌雄とも経口の場合10000 mg/kgまでの用量で一過性の自発運動の低下のみ、吸入では5.98 mg/Lの濃度で試験物質に起因する影響が認められていない事実(農薬登録申請資料(1996))に基づき区分外とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分外 | - | - | - | - | ラット、マウスまたはイヌを用いた13週間反復経口投与試験において、ガイダンス値上限(100 mg/kg/day)を上回る用量で重大な毒性影響が認められていない(農薬登録申請資料(2005)、JMPR(2002))。また、ラット、マウスまたはイヌに長期(1年半〜2年)経口投与した場合にも、ガイダンス値範囲上限を超える用量での重大な影響は認められていない(JMPR(2002))。このように複数の動物種を用いた投与期間の異なる各試験において、いずれもガイダンス値範囲上限を上回る用量で重大な毒性影響を認めていない事実に基づき区分外とした。なお、さらに高用量の投与では肝臓および甲状腺の重量増加、肝細胞の脂肪変性、空胞化などが報告されている(農薬登録申請資料(2005)、JMPR(2002))。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | H401: 水生生物に毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
魚類(コイ)の96時間LC50=3.21mg/L(農薬登録申請資料、2004)から、区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分2 | - | H411: 長期継続的影響によって水生生物に毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分2、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=3.7(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がないと推定される(BIOWIN)ことから、区分2とした。 |
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