名称:塩化アルミニウム六水和物
CAS番号:7784-13-6
物質ID: | 644 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関わる原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | - |
"Not combustible |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関わる原子団、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - |
"Not combustible |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 | - | - | - | - |
"Not combustible |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 国連危険物輸送勧告:UN No. 1726(Aluminium chloride, anhydrous): Class 8, Packing group IIに分類されている。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義により固体。 |
14 | 酸化性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 国連危険物輸送勧告:UN No. 1726(Aluminium chloride, anhydrous): Class 8, Packing group IIに分類されている。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を有しない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 | H303: 飲み込むと有害のおそれ | P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 | ラットLD50 = 3311 mg/kg(RTECS(2004))に基づき区分5とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | 警告 | H315: 皮膚刺激 |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P332+P313: 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P362: 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 |
ヒトの皮膚に間欠的に3日間適用により「軽度刺激性」の記述がある(RTECS(2004))。また、12人の症候性発汗症の患者に4週間局所適用による治療効果を調べた試験で、刺激性を認めた4人のうち3人は投与継続のまま1週後に症状が消失したが、残りの1人は重度なため投与中止された(PubMed/NLM(2005))。以上のことから、皮膚に対し刺激性があると考えられので区分2とした。 | |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | 妊娠マウスで着床に支障ないが胎児の発生に影響し、胎児の内出血の頻度増加と化骨遅延がみられたと記述されている(HSDB(2005))。しかしこの試験における投与経路は静注であり、得られた所見のみで明確な判断は難しく、また、親動物の生殖能に及ぼす影響の有無についても不明である。以上より、データ不足のため「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | 警告 | H400: 水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
魚類(大西洋サケ)の96時間LC50=0.075mg Al/L(EHC194、1997)(塩化アルミニウム六水和物濃度換算値:0.671mg/L)から、区分1とした。 | |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 | 警告 | H410: 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分1、金属化合物であり水中での挙動および生物蓄積性が不明であるため、区分1とした。 |
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