参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID502 メタクリル酸n-ブチル(CAS番号 97-88-1) | 分類実施日 | H19.12.17 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | |||||
| 1 | 急性毒性(経皮) | |||||
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | |||||
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | |||||
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | |||||
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 皮膚刺激 | パブリックコメントにある「OECD SIDS Initial Assessment Draft Report SIAM 18 on Short chain methacrylate esters」は一般ルートでは見出せなかった。 しかし、OECD SIDS SIAPに「(本物質を含む)短鎖のメタクリル酸エステルは、密閉下・長期の接触により、典型的に(typically)ウサギの皮膚に刺激性を示す」と記載されている。 また、3省GHS分類「区分3」の根拠とされたCERIハザードデータ集が引用しているIUCLIDには、試験例が7件記載されており、そのうち6件に刺激性が認められる。また、1981年以降でOECDガイドラインに沿った試験例が3例あり、それらの結果は、“slightly irritating”(簡易閉塞、1981)、“highly irritating”(閉塞、1981)、“not irritating”(簡易閉塞/閉塞、1985)である。 よって、典型的な刺激性と考え、「区分3」から「区分2」に修正するのが妥当と考える。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | 「最悪の場合でもわずかな(at worst, slight)刺激性」とのOECD SIDSの記載内容は、国連GHS文書「区分2B」の軽度の(mild)刺激性を下回るものであり、OECD Test Guidelineに従ったGLP試験機関での陰性の結果がある。 従って、「区分2B」から「区分外」へ修正するのが妥当と考える。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分1 |
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(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)警告 |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ |
呼吸器感作性: 皮膚感作性:パブリックコメントにある「OECD SIDS Initial Assessment Draft Report SIAM 18 on Short chain methacrylate esters」はインターネット上で見出せなかった。 しかし、OECD SIDS SIAPに「エチル、n--ブチル、i-ブチルメタクリレートは皮膚感作性のヒト事例で陽性であり、短鎖のメタクリル酸エステルは弱い皮膚感作性物質である」と記載されている。 よって、「分類できない」から「区分1」へ修正するのが妥当と考える。 なお、IUCLIDにはモルモットによる試験例が4例あり、内訳は陽性1例と陰性3例である。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | |||||
| 6 | 発がん性 | |||||
| 7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | 3省GHS分類根拠である黄体数および着床数の減少は、生殖への影響としてはわずかな変化であり、GHS分類の根拠にするほどの変化ではない。従って、GHS分類は「区分外」と考える。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | |||||
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分外 | - | - | - | Itoら(1998)のラット経口投与試験において、赤脾髄の萎縮が認められている。この赤碑髄の萎縮は髄外造血の減少によるものであるが、骨髄造血細胞や末梢血における血液像には変化が認められていないことから、赤脾髄の萎縮は造血能に対する影響を示唆する変化ではないと考えられる。よって、このラット経口投与試験に基づけば、反復暴露の特定標的臓器に脾臓は含まれないと判断する。また、Haganら(1993)のラット吸入暴露試験によれば、脾臓には影響が認められていない。その他の臓器についても、両動物試験において「区分2」のガイダンス値範囲内で重大な毒性影響は認められていないので、GHS分類は「区分外」が妥当である。 したがって、3省GHS分類結果の「区分2(脾臓)」を、「区分外」に修正する。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | |||||