参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID502 メタクリル酸n-ブチル(CAS番号 97-88-1) | 分類実施日 | H18.8.22 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分3 | ![]() |
警告 |
引火性液体および蒸気 |
ICSC(2000)による引火点は41℃であり、「区分3」に該当する。なお、国連危険物輸送勧告では安定剤入りのものがクラス3 (国連番号2227)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 化学構造に不飽和結合(オレフィン)を含むが、データがなく分類できない。なお、国連危険物輸送勧告では安定剤入りのものがクラス3(国連番号2227)。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点290℃(ICSC,1999))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし。なお、国連危険物輸送勧告では安定剤入りのものがクラス3 (国連番号2227)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた経口投与試験のLD50=16,000 mg/kg、20,000 mg/kg (CERI ハザードデータ集 2001-49 (2002)) のうち低い値 16,000 mg/kg に基づき、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | ウサギを用いた経皮投与試験のLD50=11,300 mg/kg (CERI ハザードデータ集 2001-49 (2002)) に基づき、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた吸入暴露試験のLC50=28.5 mg/L (4,810 ppmに相当) (CERIハザードデータ集 2001-49 (2002)) は、飽和蒸気圧282 Pa (25℃) における飽和蒸気圧濃度 2,790 ppm よりも高い値であるため、ミストと考えられ、区分4の上限値(5mg/L)の2.5倍を超えるので区分外とした。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分3 | - | 警告 |
軽度の皮膚刺激 |
CERIハザードデータ集 2001-49 (2002) のウサギを用いた皮膚刺激性試験の4時間適用の結果の記述に、「軽度の刺激性を示した」とあることから、区分3とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 |
眼刺激 |
CERIハザードデータ集 2001-49 (2002) のウサギを用いたDraize法に基づく眼刺激性試験の結果の記述に、「軽度の刺激性を示した」とあることから、区分2Bとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: CERIハザードデータ集 2001-49 (2002)のモルモットを用いたMaximizaton法とSplit adjuvant法に基づく試験の結果の記述には「皮膚感作性はみられなかった」とあるが、PATTY (4th, 2001) の記述およびEUリスク警句による分類:R43は皮膚感作性を示唆するものである。データ不十分のため、「分類できない」とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | 厚労省報告 (1998)、CERIハザードデータ集2001-49 (2002)、NTP DB (Access on MAr., 2006) の記述から、経世代変異原性試験なし、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験 (小核試験) で陰性であることから、区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
厚労省報告 (1998)、CERIハザードデータ集2001-49 (2002) の記述から、親動物に一般毒性を示す用量で黄体数および着床数の減少がみられたことから、区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) | ![]() |
警告 |
(気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
実験動物については、「呼吸器に対して刺激性」(ECETOC JACC36 (1996))等の記述があるから、気道刺激性を有すると考えられた。 以上より、分類は区分3(気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2(脾臓) | ![]() |
警告 |
長期または反復暴露による臓器(脾臓)の障害のおそれ |
実験動物については、「赤脾髄の萎縮」(厚労省報告 (1998))等の記述があることから、標的臓器は脾臓と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分2(脾臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 魚類(ヒメダカ)の96時間LC50=5570μg/L(環境省リスク評価第2巻、2003)他から、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分外 | - | - | - | 急速分解性があり(BODによる分解度:88%(既存化学物質安全性点検データ))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=2.88(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 |