GHS分類結果 (関係省庁連絡会議 平成18年度事業)

ID498 メタクリル酸2-エチルヘキシル(CAS番号 688-84-6) 分類実施日 H18.8.22 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関する原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 区分4 - 警告
可燃性液体
ICSC(2004)による引火点は92℃であり、「区分4」に該当する。
7 可燃性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性物質および混合物 分類できない - - - 化学構造に不飽和結合(オレフィン)を含むが、データがなく分類できない。
9 自然発火性液体 分類できない - - - データなし。
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし。

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類できない - - - データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2 警告を表わす感嘆符のシンボル
警告
皮膚刺激
4時間適用であるか不明であるが、CERIハザードデータ集 2001-22 (2002) のウサギを用いた皮膚刺激性試験の結果の記述に「中等度の刺激性を示した」とあることから、区分2とした。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B - 警告
眼刺激
CERIハザードデータ集 2001-22 (2002)のウサギを用いた眼刺激性試験の結果の記述に「軽度の刺激性がみられた」とあることから、区分2Bとした。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない    皮膚感作性:分類できない - (呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:  CERIハザードデータ集 2001-22 (2002)のヒトでの疫学事例として、交差感作性の有無の両方の報告があり、一方、モルモットを用いたmaximization法に基づく試験結果の記述には「陽性」とあり、データが不十分であるため「分類できない」とした。
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - データ不足 (in vivo変異原性/遺伝毒性試験なし) のため分類できない。
6 発がん性 分類できない - - - データなし
7 生殖毒性 区分2 危険を表わす人物シルエットのシンボル
警告
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い
CERIハザードデータ集2001-22 (2002)、厚労省報告 (1998) の記述から、親動物に一般毒性を示す用量で児動物の発生に影響がみられる (新生児数低下など) ことから、区分2とした。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - データ不足のため分類できない。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データ不足のため分類できない。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分2 - - 水生生物に毒性 魚類(ヒメダカ)の96時間LC50=2780μg/L(環境省リスク評価第3巻、2004)他から、区分2とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分2 警告を表わす水生生物と毒物のシンボル
- 長期的影響により水生生物に毒性 急性毒性が区分2、急速分解性があるものの(BODによる分解度:88%(既存化学物質安全性点検データ))、生物蓄積性があると推定される(log Kow=4.54(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分2とした。

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


物質一覧ページに戻る

GHS関連情報トップページに戻る

このページの先頭へ