参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID494 ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル(CAS番号 9016-45-9) | 分類実施日 | H18.11.20 (環境に対する有害性についてはH19.1.25) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である (エチレンオキシドの付加モル数9.5の場合)。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である(エチレンオキシドの付加モル数9.5の場合)。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である(エチレンオキシドの付加モル数9.5の場合)。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分外(エチレンオキシドの付加モル数9.5) | - | - | - | CERI・NITE有害性評価書(2004)による引火点は282℃である(エチレンオキシドの付加モル数9.5)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である(エチレンオキシドの付加モル数9.5の場合)。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外(エチレンオキシドの付加モル数9.5) | - | - | - | 業務用洗浄剤の用途があり(エチレンオキシドの付加モル数9.5、CERI・NITE有害性評価書(2004))常温の空気と接触しても自然発火はしないと考えられる。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である(エチレンオキシドの付加モル数9.5の場合)。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない(試験温度140℃)。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である(エチレンオキシドの付加モル数9.5の場合)。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | エチレンオキシドの付加モル数により、毒性値が著しく異なる(1,300 mg/kg(エチレンオキシドの付加モル数10の場合)、> 15,900 mg/kg(エチレンオキシドの付加モル数20の場合) (CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004))ため、分類できないとした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | エチレンオキシドの付加モル数により、毒性値が著しくことなる(1,800 mg/kg(エチレンオキシドの付加モル数7の場合)、> 10,000 mg/kg(エチレンオキシドの付加モル数40の場合) (CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004))ため、分類できないとした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
皮膚刺激 |
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)のウサギを用いた皮膚刺激性試験の記述に、エチレンオキシドの付加モル数2〜9の場合の原液が、「中等度から強度の刺激性を示した」とあることから、適用時間は不明であるが、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A | ![]() |
警告 |
強い眼刺激 |
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)の記述に、ウサギを用いた眼刺激性試験 のエチレンオキシドの付加モル数2〜15の場合の原液が「中等度から強度の刺激性を示した」とあることから、「強い刺激性を有する」と考え、区分2Aとした |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)のモルモットを用いたエチレンオキシドの付加モル数6の場合の感作性試験の記述に「感作性を示さなかった」とあるが、この報告1例だけであるので、、データ不足のため、分類できないとした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)、NITE初期リスク評価書 No.96 (2005)の記述から、経世代変異原性試験(優性致死試験)で陰性、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(小核試験)で陰性、であることから「区分外」とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)、NITE初期リスク評価書 No.96 (2005)に毒性試験データの記載があるが既存分類がないため、専門家の判断に従い、分類できないとした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)、NITE初期リスク評価書 No.96 (2005)の記述から、親動物の一般毒性に関する記述はないが、妊娠率や胚数の減少がみられていることから、区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | データ不足のため、分類できない。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、心血管系) | ![]() |
警告 |
長期または反復暴露による臓器(肝臓、心血管系)の障害のおそれ |
実験動物については、「雌の肝臓の相対重量増加、病理組織学的検査で、雌雄の肝細胞の脂肪変化」、「顕微鏡観察で心筋の巣状壊死」(NITE初期リスク評価書 No.96 (2005))等の記述があることから、肝臓、心血管系を標的臓器とすると考えられた。なお、実験動物に対する影響は区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分2(肝臓、心血管系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1(NPE1.5、NPE9-10) 区分外(NPE30) |
![]() (NPE1.5、NPE9-10) -(NPE30) |
警告(NPE1.5、NPE9-10) -(NPE30) |
水生生物に非常に強い毒性(NPE1.5、NPE9-10) -(NPE30) |
NPE1.5:甲殻類(ミシッドシュリンプ)の48時間LC50=0.11mg/L(CERI・NITE有害性評価書、2005)から、区分1とした。 NPE9-10:魚類(ブラウンマス)の96時間LC50=1.0mg/L(CERI・NITE有害性評価書、2005)から、区分1とした。 NPE30:魚類(ブルーギル)の96時間LC50>1000mg/L(CERI・NITE有害性評価書、2005)から、区分外とした。 【注記】ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテルはエチレンオキシド鎖長が短くなるほど毒性が強まることから、いくつかのエチレンオキシド鎖長について分類を例示した。なお、ポリ(オキシエチレン)ノニルフェニルエーテルをNPEn(n:エチレンオキシドの付加モル数)と略号を用いて記載した。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 分類できない(NPE1.5、NPE9-10) 区分外(NPE30) |
- | - | - | NPE1.5、NPE9-10:エチレンオキシドの付加モル数や試験条件によって分解性や生物蓄積性が異なり、各鎖長についてのデータが得られないことから、分類できない。 NPE30:難水溶性でなく(エチレンオキシドの付加モル数の増加により水溶解性は増加し、付加モル数が7以上で水に可溶(CERI・NITE有害性評価書、2005))、急性毒性が低いことから、区分外とした。 【注記】ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテルはエチレンオキシド鎖長が短くなるほど毒性が強まることから、いくつかのエチレンオキシド鎖長について分類を例示した。なお、ポリ(オキシエチレン)ノニルフェニルエーテルをNPEn(n:エチレンオキシドの付加モル数)と略号を用いて記載した。 |