参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID344 ドデシルベンゼンスルホン酸(C12)(CAS番号 27176-87-0) | 分類実施日 | H18.10.23 (環境に対する有害性についてはH19.1.25) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体または固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体または固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体または固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分外(液体と判定された場合) | - | - | - | ICSC(2002)による引火点は148.9℃(開放式)であり、「区分外」に該当する。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外(固体と判定された場合) | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス8 (国連番号2585 アルキルスルホン酸(固体)、またはアリールスルホン酸(固体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | スルホニル類であり自己反応性に関する原子団を含むが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス8 (国連番号2585 アルキルスルホン酸(固体)、またはアリールスルホン酸(液体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る) 国連番号2586 アルキルスルホン酸(液体)、またはアリールスルホン酸(液体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外(液体と判定された場合) | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス8 (国連番号2586 アルキルスルホン酸(液体)、またはアリールスルホン酸(液体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外(固体と判定された場合) | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス8 (国連番号2585 アルキルスルホン酸(固体)、またはアリールスルホン酸(固体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 水に対して安定(水に易溶、ICSC(2002))。 |
| 13 | 酸化性液体 | 区分外(液体と判定された場合) | - | - | - | 炭素、水素以外の元素と化学結合している酸素を含む有機化合物であるが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス8 (国連番号2586 アルキルスルホン酸(液体)、またはアリールスルホン酸(液体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 14 | 酸化性固体 | 区分外(固体と判定された場合) | - | - | - | 炭素、水素以外の元素と化学結合している酸素を含む有機化合物であるが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス8 (国連番号2585 アルキルスルホン酸(固体)、またはアリールスルホン酸(固体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | ICSC(2002)では金属を侵すとし、また可能な限り金属製コンテナを使用して輸送しないこととしているが、データがなく分類できない。なお、国連危険物輸送勧告では腐食性物質に該当しているが、皮膚腐食性も含む分類なので、金属腐食性に該当するのか判別できない(国連番号2585 アルキルスルホン酸(固体)、またはアリールスルホン酸(固体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る) 国連番号2586 アルキルスルホン酸(液体)、またはアリールスルホン酸(液体):(遊離硫酸の含有率が5%以下のものに限る))。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | ![]() |
警告 |
飲み込むと有害 |
ラットを用いた経口投与試験のLD50=650 mg/kg (RTECS (2006))、1,260 mg/kg (IUCLID (2000)) に基づき、低い方の値の LD50=650 mg/kg から、区分4とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体または固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
皮膚刺激 |
ICSC (2002) のヒトへの影響の記述に、「発赤、痛み、皮膚の火傷、水疱」とあり、刺激の程度は不明のため区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ![]() |
危険 |
重篤な眼の損傷 |
ICSC (2002) のヒトへの影響の記述に、「発赤、赤み、重度の深い火傷、失明」とあることから、区分1とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分1 | (呼吸器感作性) − (皮膚感作性) ![]() |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)警告 |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: 本物質のデータはないが、CERIハザードデータ集2001-20(2002)、CERI・NITE 有害性評価書 No.5 (2004)の記述に、Cの数は不明であるが、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩の場合、モルモットを用いた皮膚感作性試験結果、「皮膚感作性がある」ことから、区分1とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | 本物質自身の明確なデータがなく、データ不足により分類できない。 なお、NTP DB (Access on June, 2006)、CERI・NITE有害性評価書 No.5 (2005)、EHC 169 (1996) に記述されている直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)及びその塩 [アルキル基の炭素数が10 から14 までのもの及びその混合物に限る]に関するデータでは、経世代変異原性試験 (優性致死試験) で陰性、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験 (小核試験、染色体異常試験) で陰性、Ames試験陰性とされている。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | 既存分類がなく、本物質自身の明確なデータもないため、専門家判断に従い、分類できないとした。 なお、CERI・NITE有害性評価書 No.5 (2005) には、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)及びその塩 [アルキル基の炭素数が10 から14 までのもの及びその混合物に限る]の発がん性試験データが記述されている。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | 本物質自身の明確なデータがなく、データ不足により分類できない。 なお、CERI・NITE有害性評価書 No.5 (2005)、EHC 169 (1996) に記述されている直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)及びその塩 [アルキル基の炭素数が10 から14 までのもの及びその混合物に限る]に関するデータによれば、経口経路では親動物および次世代に影響はみられていないが、経皮経路で、親動物に一般毒性影響 のみられる用量で、受胎率の低下や次世代に奇形がみられている。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分2(呼吸器) | ![]() |
警告 |
臓器(呼吸器)の障害のおそれ |
ICSC (J)に「気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す」(2002)との記載があることから、呼吸器が標的臓器と考えられた。なおICSC (J)はPriority2に属する評価書であることから分類は区分2と分類した。 以上より、分類は区分2(呼吸器)とした。 【注記】 なお、本物質としての情報はないが、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩[アルキル基の炭素数が10 から14 までのもの及びその混合物に限る]の情報では「症状として、錯乱、嘔吐、咽頭および口腔内疼痛、血圧低下の傾向が認められた。」(NITE初期リスク評価書 No.5 (2005))という報告がある。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | データは全てアルキル基の鎖長が10-14のものの混合物であることから、分類できない。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間LC50=3.5mg/L(EHC169、1996)他から、区分2とした。 【注記】環境中ではNa塩と同等の挙動を示すと考えられることから、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(C12)のデータにより分類した。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分外 | - | - | - | 急速分解性があり(p-n-ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムのBODによる分解度:73%(既存化学物質安全性点検データ)から類推)、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=1.96(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 【注記】環境中ではNa塩と同等の挙動を示すと考えられることから、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(C12)のデータにより分類した。 |