参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID103 o-キシレン(CAS番号 95-47-6) | 分類実施日 | H18.5.24 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分3 | ![]() |
警告 |
引火性液体および蒸気 |
ICSC(2002)による引火点は32℃(密閉式)であり、「区分3」に該当する。国連危険物輸送勧告ではクラス3、容器等級II〜III (国連番号1307 キシレン)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点463℃(ICSC,2002))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 区分外 | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス3 (国連番号1307 キシレン)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 |
飲み込むと有害のおそれ |
ラットを用いた経口投与試験のLD50=3,608 mg/kg(EHC 190 (1997))に基づき、区分5とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | ウサギを用いた経皮投与試験のLD50=14,100 mg/kg (CERIハザードデータ集 96−30@ (1997)) に基づき、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた吸入暴露試験のLC50(6時間)=4,330 ppm (EHC 190 (1997)) から計算式を適用して得られたLC50(4時間)=23.36 mg/L (5,303 ppm) は、蒸気圧 0.80 kPa (20℃) における飽和蒸気圧濃度7,900 ppm の90% より低い濃度であるため、「ミストがほとんど混在しない蒸気」としてppm基準値で分類し、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
皮膚刺激 |
キシレン混合物 (Cas1330-20-7) では皮膚に対して中等度の刺激性がみられ、また、ヒトへの影響に「混合体による急性影響と本質的な差はないと考えられている」(CERIハザードデータ集 96-30@ (1997)) とあることから、本物質は皮膚に対して中等度の刺激性を示すことを推定し、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A | ![]() |
警告 |
強い眼刺激 |
キシレン混合物(Cas1330-20-7)は眼に対して中等度の刺激性を示し、また、ヒトへの影響に「混合体による急性影響と本質的な差はないと考えられる」(CERI ハザードデータ集 96-30@ (1997)) とあることから、本物質は眼に対して中等度の刺激性を示すと推定し、区分2Aとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | CERI・NITE有害性評価書 No.62 (2004)、NTP DB (Access on October 2005)、IARC 71 (1999)の記述から、経世代変異原性試験なし、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(小核試験)で陰性であることから、区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | ACGIH (2001)でA4、IARC (1999)でGroup 3に分類されていることから、区分外とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
CERIハザードデータ集 96−30@ (1997)、CERI・NITE有害性評価書 No.62 (2004)の記述から、マウスの催奇形性試験で母動物毒性が発現する用量において、または母動物毒性に関する記述がない試験報告において、胎児に口蓋裂の増加がみられていることから区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) | ![]() |
警告 |
(麻酔作用)眠気またはめまいのおそれ |
実験動物については、「低血圧、嗜眠、低濃度では中枢神経系の興奮、高濃度では中枢神経系の抑制」(EHC 190 (1997))等の記述があることから、麻酔作用をもつと考えられた。また、二相性の中枢神経作用も、麻酔作用に含まれると判断した。 以上より、分類は区分3(麻酔作用)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | o-キシレンのみのデータは限られており、試験の全ての用量がガイダンス値を超えた値であるため、分類できないとした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 区分1 | ![]() |
危険 |
飲み込み,気道に侵入すると生命に危険のおそれ |
「この液体を飲み込むと、誤嚥により化学性肺炎を起こす危険がある。」(ICSC (J) (2002))との記載がある。また炭化水素であり、動粘性率は0.86 mm2/s (25℃) (CERI計算値)である。 よって区分1と分類した。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 藻類(セレナストラム)の72時間ErC50=0.8mg/L(環境省生態影響試験、1996)他から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=3.12(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性が不明であることから、区分1とした。 |