参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID73 N-メチルカルバミン酸1-ナフチル(CAS番号 63-25-2) | 分類実施日 | H18.7.24 (環境に対する有害性についてはH18.9.20) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | Non-combustible, substance itself does not burn. (HSDB (2006)) |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 空気と接触しても発火しない。(経験に基づく、バイエルクロップサイエンス株式会社) Non-combustible, substance itself does not burn. (HSDB (2006)) |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 空気に接触しても発熱しない。(経験に基づく、バイエルクロップサイエンス株式会社) Non-combustible, substance itself does not burn. (HSDB (2006)) |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属を含んでいない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、炭素以外の元素と化学結合をしていない。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 過酸化物に関わる原子団を含んでいない。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 固体状の物資に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | ![]() |
警告 |
飲み込むと有害 |
分類対象として23個のラットLD50値(JMPR (1965)、EHC153 (1994))が該当し、各値の間に明らかな雌雄差も見られないので、統計計算により得られた425 mg/kgに基づき区分4とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | ラットLD50 >4000 mg/kg、ウサギLD50 >2000 mg/kg (EHC 153(1994))。それ以上の情報なく、分類できない。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | ラットLC50 > 0.792 mg/L(EHC 153(1994))。それ以上の情報なく、分類できない。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | 情報不足のため分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分3 | - | 警告 |
軽度の皮膚刺激 |
ウサギを用いた試験で一過性の紅斑を生じ(EHC 153(1994))、ヒトへの曝露では皮膚に軽度の刺激と熱感が現われたが数時間で回復したと報告されている(PIM 147(1997)、ACGIH (2001))ので区分3とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 |
眼刺激 |
ウサギを用いた試験で、スポット的角膜壊死や虹彩炎も記述されているが、大方の症状としては結膜に刺激性が認められ2〜3日で回復していること(EHC 153(1994))に基づき区分2Bとした。なお、ヒトでも軽度の眼瞼浮腫と角膜刺激が見られたが回復は速やかであったと報告されている(PIM 147(1997))。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない。皮膚感作性:区分外 | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
[呼吸器感作性] データなし。[皮膚感作性] モルモットを用いた複数の皮膚感作性試験においていずれも全くあるいはほとんど感作性反応が認められていない(EHC 153(1994))ことに基づき区分外とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | ラットの骨髄細胞を用いたin vivo染色体異常試験およびマウスの骨髄細胞を用いたin vivo小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)(農薬抄録)、さらにマウスを用いた優性致死試験(経世代変異原性試験)(EHC 153(1994))においていずれも陰性結果が得られているので区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | ACGIHによる評価でA4(1996年)、IARCによる評価ではグループ3(1987年)にそれぞれ区分されている。これらの分類結果に基づき区分外とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | ラットを用いた2世代繁殖試験、ラットおよびウサギを用いた器官形成期投与による催奇形性試験が行われている(農薬抄録)。いずれの試験においても、性機能、生殖能などの生殖に関する指標、および催奇形性を含む胎児の発生に悪影響が認められていないことから区分外とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(神経系) | ![]() |
危険 |
臓器(神経系)の障害 |
ヒトで摂取によりコリンエステラーゼ阻害とともに、時にムスカリン様症状、ニコチン様症状を伴う重度の神経症状を起こした症例報告(EHC 153(1994)、PIM 147(1997))がある。また、羊に300-1000 mg/kg 経口投与した試験では死亡とコリンエステラーゼ阻害との間に強い相関が見られた(EHC 153(1994))と報告されている。これらの結果に基づき区分1(神経系)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2(神経系) | ![]() |
警告 |
長期または反復暴露による臓器(神経系)の障害のおそれ |
ラットに反復投与によりコリンエステラーゼ活性の低下に伴う自立性、震顫および神経筋への影響など、運動行動への影響が30 mg/kg/日投与群で認められている(農薬抄録)ことに基づき、ガイダンス値と比較して区分2(神経系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=5.6μg/L(EHC153、1994)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分外 | - | - | - | 急速分解性があり(BODによる分解度:71%(既存化学物質安全性点検データ))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=2.36(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 |