参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID67 ペンタクロロフェノール(CAS番号 87-86-5) | 分類実施日 | H18.3.23 (環境に対する有害性についてはH18.2.10) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(ICSC,2003)。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(ICSC,2003)。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 不燃性(ICSC,2003)。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素を含まず、酸素と塩素を含む有機化合物であるが、これら酸素と塩素がそれぞれ炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | ![]() |
危険 |
飲み込むと有毒 |
ラットを用いた経口投与試験のLD50 27mg/kg(IARC 53 (1991))、175mg/kg(IARC 53 (1991))、80mg/kg(ATSDR (2001))、120mg/kg(ATSDR (2001))、50mg/kg(ATSDR (2001))、180mg/kg(ATSDR (2001))、220mg/kg(ATSDR (2001))、230mg/kg(ATSDR (2001))、80mg/kg(ATSDR (2001))、120mg/kg(ATSDR (2001))、150mg/kg(ACGIH (7th, 2001))、200mg/kg(ACGIH (7th, 2001))、150mg/kg(EHC 71 (1987))、135mg/kg(EHC 71 (1987))、205mg/kg(EHC 71 (1987))、78mg/kg(EHC 71 (1987))、65mg/kg(EHC 71 (1987))、27mg/kg(EHC 71 (1987))、83mg/kg(EHC 71 (1987))、146mg/kg(EHC 71 (1987))、175mg/kg(EHC 71 (1987))に基づき、計算式を適用して得られたLD50=110mg/kg から区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分1 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると生命に危険 |
ウサギを用いた経皮投与試験のLD50 60mg/kg(PATTY (4th, 1999))、130mg/kg(PATTY (4th, 1999))、40mg/kg(PATTY (4th, 1999))に基づき、計算式を適用して得られたLD50=40mg/kgから区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データ不足のため、分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
皮膚刺激 |
CERIハザードデータ集 2000-32 (2001)、NTP TR483 (1999)、ATSDR (2001)、ACGIH (7th, 2001)、EHC 71 (1987)、PATTY (4th, 1999) のヒトへの健康影響の記述から、程度は不明だが、明らかに刺激性を有すると考えられ、EUリスク警句で刺激性(Xi)とされているため、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A-2B | ![]() |
警告 |
強い眼刺激 |
CERIハザードデータ集 2000-32 (2001)、NTP TR483 (1999)、ATSDR (2001)、EHC 71 (1987)、PATTY (4th, 1999) 及び ACGIH (7th, 2001)のヒトへの健康影響の記述「Dusts are particularly irritating to the eyes and nose at concentrations greater than 1 mg/m3.」があるが、程度は不明だが明らかに刺激性を有すると考えられ、EUリスク警句で刺激性(Xi)とされているため、区分2A-2Bとしたが、安全性の観点から、2Aとした方が望ましい。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データ不足のため、分類できない。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | CERIハザードデータ集2000-32 (2001)、IARC 53 (1991)、NTP DB (Access on September 2005)、EHC 71 (1987)、ATSDR (2001)、NTP TR-349 (1989)、DFGOTvol.3 (1992)の記述から、経世代変異原性試験(優性致死試験)で陰性、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(小核試験、マウススポット試験)で陰性であることから区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
発がんのおそれの疑い |
ACGIH (2001)でA3、IARC (1991)でGroup 2B、EPA (1993)でB2に分類されていることから、区分2とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分1B | ![]() |
危険 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれ |
CERIハザードデータ集2000-32 (2001)、IARC 53 (1991)、ATSDR (2001)の記述から、母動物毒性の示されない用量で、胎児の致死等が確認されていることに加え、母動物毒性に関する記述はないが、ラットの二世代繁殖試験で受精率の低下、ミンクの生殖毒性試験で二度目の交配率と出生率の低下、ラットの生殖毒性試験で出生児の性比の変化、ラットの催奇形性試験で骨格や軟組織の奇形がみられていることから、区分1Bとした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系、心臓)、区分3(気道刺激性) | ![]() ![]() |
危険 警告 |
臓器(中枢神経系、心臓)の障害 (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
ヒトについては、「運動失調、倦怠感、頭痛、めまい、見当識障害、食欲不振、悪心、嘔吐、呼吸困難、高熱、頻脈、衰弱、発熱、発汗」(EHC 71 (1987))、「結膜の炎症、角膜混濁、角膜の知覚麻痺、わずかな散瞳、頻脈、頻呼吸、気道刺激性、肝肥大、代謝性アシドーシス.」(ACGIH (7th, 2001))、「多量に吸入すると筋肉弛緩、循環系の衰弱をおこし、死亡することがある」(環境省リスク評価第1巻 (2002))、「心臓障害、心不全」(ICSC (J) (2003))等の記述があることから、中枢神経系、心臓を標的臓器とし、気道刺激性をもつと考えられた。 以上より、分類は区分1(中枢神経系、心臓)、区分3(気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(血液系、神経系、呼吸器、心臓、肝臓、腎臓) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(血液系、神経系、呼吸器、心臓、肝臓、腎臓)の障害 |
ヒトについては、「再生不良性貧血」(環境省リスク評価第1巻 (2002))、「皮膚、鼻粘膜、気道への刺激性、塩素座瘡、憂鬱、頭痛、晩発性皮膚ポルフィリン症、肝臓、腎臓の機能変化、不眠、めまい」(EHC 71 (1987))、「胃粘膜の炎症、肺のうっ血、脳水腫、心臓の拡張、肝小葉性中心性変性、軽度の腎細管変性」(Patty (4th, 1999))等の記述、実験動物については「肝臓及び腎臓に褐色の色素沈着」(環境省リスク評価第1巻 (2002))等の記述があることから、血液系、神経系、呼吸器、心臓、肝臓、腎臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、肝臓、腎臓への影響は区分1、血液系への影響は区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(血液系、神経系、呼吸器、心臓、肝臓、腎臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 魚類(ゼブラフィッシュ)の96時間LC50=15-30μg/L(環境省リスク評価第1巻、2002)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いものの(BCF=224(既存化学物質安全性点検データ))、急速分解性がない(BODによる分解度:1%(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分1とした。 |