GHS分類結果 (厚生労働省・環境省平成19年度事業)

ID54 マイレックス(CAS番号 2385-85-5) 分類実施日 H20.2.22
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関する原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 分類できない - - - データなし
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性または自己反応性に関する原子団を含まない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 分類できない - - - データなし
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - データなし
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - 酸素およびフッ素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4
警告 飲み込むと有害 雌ラットLD50=600 mg/kg (コーン油)(IARC 20, 1979)との記載から、区分4に分類した。
1 急性毒性(経皮) 区分4
警告 皮膚に接触すると有害 雌雄ラットLD50=2000 mg/kg(EHC 44, 1984)との記載から、区分4に分類した。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義から固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2
警告 皮膚刺激 中等度の皮膚刺激性物質(HSDB, 2007)との記載から、区分2に分類した。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - データなし
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:データなし
5 生殖細胞変異原性 区分外 - - - IARC 20(1979)に、ラットを用いた優性致死試験で陰性との報告があることから、区分外とした。
6 発がん性 区分2
警告 発がんのおそれの疑い IARC(1987)がグループ2B、日本産業衛生学会(2007)が2B、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分2とした。
7 生殖毒性 区分2
警告 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い IARC 20(1979)に「交配期前後に混餌投与した雌マウスでは産仔数が減少した」、「交配期前後に混餌投与した雌ラットでは、児の生存率が減少し、児に白内障が高頻度で生じた」、「妊娠6-15日目の雌ラットに混餌投与した試験で、親動物への毒性症状がみられた用量で、妊娠率の減少、胎児生存率の減少、胎児体重の減少、胎児内臓の異常がみられた」との記述があり、親動物への影響がみられた用量、もしくは親動物への影響が不明なため、区分2と判断した。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1(肝臓、眼、神経系)
危険 臓器(肝臓、眼、神経系)の障害 実験動物について、「マウスに経口投与した試験で、肝細胞の空胞化がみられた」、「ラットに経口投与した試験で、肝グリコーゲンの枯渇、門脈周囲性脂肪症がみられた」、「ラットの新生児に経口投与した試験で、白内障がみられた」、「ラットへの経口投与によって、嗜眠、衰弱、興奮性亢進、振戦がみられた」(いずれもATSDR, 1995)等の記述があることから、肝臓、眼、神経系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、いずれも区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。
以上より、分類は区分1(肝臓、眼、神経系)とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 区分1(肝臓、神経系)
危険 長期又は反復暴露による臓器(肝臓、神経系)の障害 実験動物については、「ラットへの2年間混餌投与試験で、肝臓の脂肪変性、巨大細胞化、類洞拡張、肝細胞壊死がみられた」(NTP TR313, 1990)、「ラットへの投与により、活動性低下、易刺激性、振戦がみられた」(ATSDR, 1995)等の記述があることから、肝臓、神経系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。
以上より、分類は区分1(肝臓、神経系)とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分1
警告 水生生物に非常に強い毒性 魚類(ニジマス)の96-hLC50が0.023mg/L(ECOTOX, 2007)であることから区分急性1とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分1
警告 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 急性区分1であり、急速分解性が無い(BIOWIN 2007)、logPow=6.89(SRC 2005)であることから、区分慢性1とした。

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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