GHS分類結果 (関係省庁連絡会議 平成18年度事業)

ID54 砒素(CAS番号 7440-38-2) 分類実施日 H18.7.24 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関する原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 区分外 - - - ICSC(2004)では可燃性としており、また、微粉末あるいは粉塵状で高温面や炎にさらされた場合、火災や爆発の危険性が僅かにあるとしているが、形状が特定されておらず、またデータがないので分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1(国連番号1558)。
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 区分外 - - - 可燃性であるが容易には発火しない(HSDB,2006)。
11 自己発熱性物質および混合物 区分外 - - - データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1 (国連番号1558)。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 区分外 - - - 水に対して安定(水に不溶、ICSC(2004))。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - 酸素、またはハロゲンを含まない無機物である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - 有機化合物でない。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4 警告を表わす感嘆符のシンボル
警告
飲み込むと有害
ラットを用いた経口投与試験のLD50 763 mg/kg(RTECS (2006))から、区分4とした。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - データなし
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - データなし
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない            皮膚感作性:分類できない - (呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:  データなし
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - データなし
健康有害性については、【ID1075、ヒ酸ナトリウム、CAS:13464-38-5】、【ID1088、亜ヒ酸ナトリウム、CAS:7784-46-5】、【ID55、三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)、CAS:1327-53-3】 も参照のこと。
6 発がん性 区分1A 危険を表わす人物シルエットのシンボル
危険
発がんのおそれ
NTP (2005)でK(Arsenic Compounds, Inorganic)、IARC (1987)でGroup 1(ARSENIC AND ARSENIC COMPOUNDS)、ACGIH (2001)でA1(Arsenic and inorganic compounds)、EPA (1998)でA(Arsenic, inorganic (CASRN 7440-38-2))、日本産業衛生学会で1(ヒ素およびヒ素化合物 (Asとして))に分類されていることから、「区分1A」とした。
7 生殖毒性 区分1A 危険を表わす人物シルエットのシンボル
危険
生殖能または胎児への悪影響のおそれ
EHC 224 (2001)記載の疫学データにおいて、次世代に影響がでていることから、区分1Aにした。
健康有害性については、【ID1075、ヒ酸ナトリウム、CAS:13464-38-5】、【ID1088、亜ヒ酸ナトリウム、CAS:7784-46-5】、【ID55、三酸化二ヒ素(亜ヒ酸)、CAS:1327-53-3】 も参照のこと。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - データなし
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データなし
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - データ不足のため分類できない。
11 水生環境有害性(慢性) 区分4 - - 長期的影響により水生生物に有害のおそれ L(E)C50≦100mg/Lデータが存在するものの、金属であり水中での挙動が不明であるため、区分4とした。

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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