参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID53 2,4-ジクロロフェニル 4-ニトロフェニル エーテル(別名ニトロフェン)(CAS番号 1836-75-5) | 分類実施日 | H20.2.22 |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類できない | - | - | - | 爆発性に関する原子団(ニトロ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | データ不足で分類できない(combustible(ICSC)との情報がある。) |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 爆発性に関する原子団(ニトロ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 発火点>400℃ (IUCLID, 2007)との情報があり、常温では発火しない。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | フッ素を含まず、塩素および酸素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。この酸素が炭素、水素以外の元素である窒素と化学結合しているが、規定試験法によるデータがなく分類できない。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | ![]() |
警告 | 飲み込むと有害 | ラット LD50=740 mg/kg(IARC, 1983)との記載から、区分4に分類した。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分5 | - | 警告 | 皮膚に接触すると有害のおそれ | ラットLD50 =5000 mg/kg(IARC, 1983)との記載から、区分5に分類した。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体である。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | WHO/Pesticide residues in food (1983) に、ラット雌雄LD50=205 mg/L (1時間、25%乳剤として) と記載されているが、原体のデータではなく、分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 皮膚刺激 | PDS (1996) に、職業性に暴露されたヒトの皮膚と眼に刺激性が報告されている、と記載されており、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 強い眼刺激 | PDS (1996) に、職業性に暴露されたヒトの皮膚と眼に刺激性が報告されている、と記載されており、区分2とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分1 |
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(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)警告 |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性:人での暴露で、パッチテスト等によって陽性結果が得られており(HSDB, 2003)、区分1に分類した。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | 体細胞in vivo変異原性試験であるマウススポット試験で陰性(IUCLID, 2000)、ラットへの経口投与で骨髄細胞に染色体異常はみられなかった(IARC 30, 1983)との結果が得られており、区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分2 | ![]() |
警告 | 発がんのおそれの疑い | IARC S7(1987)がグループ2B、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分2とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分1B | ![]() |
危険 | 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ | PDS 84(1996)に「妊娠中のラットに本物質を経口投与あるいは経皮適用したところ、母動物への影響がみられない用量で、心臓奇形、横隔膜ヘルニア、水腎症などの奇形がみられた」、IARC 30(1983)に「妊娠中のマウスに経口投与したところ、出生児に水頭症、小眼球症がみられた」、「妊娠中のラットに経口投与したところ、死産児が増加し、出生児の生後の生存率が減少した」等の報告があり、母動物への影響がみられない用量で明確な生殖毒性が発現していることから、区分1Bと判断した。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) | ![]() |
警告 | 呼吸器への刺激のおそれ | 「ニトロフェン製剤に暴露したヒトが上気道への刺激症状を訴えた(PDS 84, 1996)」、「本物質の実験動物に対する急性毒性は主に呼吸器への影響ならびに神経系への影響である(IARC 30, 1983)」との記述があり、区分3(気道刺激性)と判断した。なお、神経系への影響については、投与量との関係などの詳細が不明であり、分類できない。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(血液系)、区分2(神経系) | ![]() |
危険 警告 |
長期又は反復暴露による臓器(血液系)の障害 長期又は反復暴露による臓器(神経系)の障害のおそれ |
「農業従事者への過剰な暴露により、ヘモグロビンや白血球数の減少がみられた(NTP TR 184, 1979)」、「保護具なしで本物質に職業暴露していた作業者は中枢神経系障害や貧血を示した(HSDB, 2003)」との記述があり、区分1(血液系)、区分2(神経系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(ネコゼミジンコ属の一種)の48-hLC50が0.216 mg/L(ECOTOX, 2007)であることから区分急性1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性区分1であり、急速分解性が無い(BIOWIN 2007)、logPow=4.64(SRC 2005)であることから、区分慢性1とした。 |