GHS分類結果 (厚生労働省・環境省平成19年度事業)

ID52 1,3-ブタジエンジエポキシド(CAS番号 1464-53-5) 分類実施日 H20.2.22
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関する原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 分類できない - - - データなし(労働安全衛生法では危険物引火性の物。)
7 可燃性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性物質および混合物 分類できない - - - 自己反応性に関する原子団(エポキシ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。
9 自然発火性液体 分類できない - - - データなし
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - データなし
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3
危険 飲み込むと有毒 ラットLD50=78 mg/kg (IARC 71, 1999)との記載から、区分3に分類した。
1 急性毒性(経皮) 区分2
危険 皮膚に接触すると生命に危険 ウサギLD50=98 mg/kg(IARC 71, 1999)との記載から、区分2に分類した。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による液体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 区分1
危険 吸入すると生命に危険 ラットLC50=371 mg/m3(90 ppm)(4時間)(IARC, 1999)。飽和蒸気圧(20℃)3.9 mmHG×133.3=519.87Pa=0.51987kPa における飽和蒸気圧濃度は5147.2277ppmである。したがって、LC50=90 ppmは飽和蒸気圧濃度の90%より低い濃度であるので、「ミストがほとんど混在しない蒸気」と考えられ、ppm濃度基準値を適用して、区分1とした。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2
警告 皮膚刺激 皮膚の重度の刺激性(HSDB, 2003;RTECS, Access on Oct. 2007)、接触すると皮膚に刺激性と熱傷(HSFS, 2000)との記載から、区分2に分類した。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2
警告 強い眼刺激 角膜の混濁(IARC 71, 1999)眼の重度の刺激性(HSDB, 2003)、接触すると眼に刺激性と熱傷(HSFS, 2000)との記載から、区分2に分類した。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:データなし
5 生殖細胞変異原性 区分1B
危険 遺伝性疾患のおそれ マウス優性致死試験、げっ歯類体細胞小核試験(骨髄、脾臓)および生殖細胞小核試験(精細胞)で陽性(IARC 71, 1999)であることから、区分1Bとした。
6 発がん性 区分2
警告 発がんのおそれの疑い 日本産業衛生学会(2007)が2B、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分2とした。なお、IARCでは、1,3-butadieneの評価に際し本物質の発がん性も評価しており、「There is sufficient evidence in experimental animals for the carcinogenicity of 1,2:3,4-diepoxybutane.」(IARC 71, 1999)としている。
7 生殖毒性 分類できない - - - データなし
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分3(気道刺激性)
警告 呼吸器への刺激のおそれ IARC 71(1999)に「本物質に誤って暴露した作業者が気道刺激を引き起こした」との記述があり、区分3(気道刺激性)とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データなし
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - 急性:データなし
11 水生環境有害性(慢性) 分類できない - - - 慢性:データなし

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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