参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID51 二硫化炭素(CAS番号 75-15-0) | 分類実施日 | H18.3.23 (環境に対する有害性についてはH18.2.10) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分2 | ![]() |
危険 |
引火性の高い液体および蒸気 |
ICSC(2004)による引火点は-30℃(密閉式)、かつ沸点は46℃であり、「区分2」に該当する。国連危険物輸送勧告ではクラス3およびクラス・区分6.1 (国連番号1131)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点90℃(ICSC,2004))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、またはハロゲンを含まない無機化合物である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 有機化合物でない。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 気体状の物質に適した試験方法が確立していない(沸点46℃(ICSC,2004)、試験温度55℃)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 |
飲み込むと有害のおそれ |
ラットの経口投与試験のLD50 3,020 mg/kg(CICAD 46 (2005))から、区分5とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体のため、ガスの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 | ![]() |
危険 |
吸入すると有毒 |
ラットを用いた吸入暴露試験 (蒸気) のLC50 1.8mg/L (4時間)(RTECS (2004))に基づき、計算式を適用して LC50(4時間換算値) 580ppmが得られた。 飽和蒸気圧48kPa(25℃)(ICSC(2004))における飽和蒸気圧濃度は480000ppmである。今回得られたLC50は、飽和蒸気圧濃度の90%より低い濃度であるため、「ミストがほとんど混在しない蒸気」として、ppm濃度基準値で区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A-2B | ![]() |
警告 |
強い眼刺激 |
CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004)のヒトへの疫学の記述より、眼に対して刺激性を有し、その程度は不明であるため、区分2A-2Bとしたが、安全性の観点から2Aとした方が望ましい。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (皮膚感作性)− |
(皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
遺伝性疾患のおそれの疑い |
CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004)から、経世代変異原性試験 (優性致死試験) で陰性、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(染色体異常)で陽性、生殖細胞in vivo遺伝毒性試験なしであることから、区分2とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | データ不足のため、分類できない。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分1B | ![]() |
危険 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれ |
CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004)の記述から、親動物への影響がみられない用量で次世代に影響がみられることから、区分1Bとした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系)、区分2(心臓)、区分3(麻酔作用、気道刺激性) | ![]() ![]() |
危険 警告 |
臓器(中枢神経系)の障害 臓器(心臓)の障害のおそれ (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ (麻酔作用)眠気またはめまいのおそれ |
ヒトについては、「興奮、情緒不安定、せん妄、幻覚、妄想、自殺願望等の精神障害、大脳の萎縮及び知能低下を伴う脳症、麻酔性作用、火傷による喉の痛み」(CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004))等の記述、実験動物については、「心臓の機能及び形態への影響」(CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004))等の記述があることから、中枢神経系、心臓が標的臓器と考えられ、麻酔作用、気道刺激性を示した。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(中枢神経系)、区分2(心臓)、区分3(麻酔作用、気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(中枢神経系、心血管系、腎臓) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(中枢神経系、心血管系、腎臓)の障害 |
ヒトについては、「多発性神経障害、大脳のアテローム性動脈硬化症 、大脳の萎縮、大脳の局所的な血流量の不均衡 、皮質萎縮、基底核及び放射冠に小梗塞巣が疑われる多発性の病変 、オリーブ核-橋-小脳の萎縮、末梢神経伝導速度の遅延及び活動電位の低下、虚血性心疾患、心筋梗塞、結節性糸球体硬化、びまん性糸球体硬化、係蹄、ボウマン嚢および遠位尿細管等の基底膜肥厚」(CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004))、実験動物については、「心臓の水腫、出血、間質増生、血管拡張」(CERI・NITE有害性評価書 No.10 (2004))等の記述から、中枢神経系、心血管系、腎臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(中枢神経系、心血管系、腎臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
飲み込み,気道に侵入すると有害のおそれ |
「液体を飲み込むと、誤嚥により化学性肺炎を起こす危険がある。」(CICAD 46 (2002)及びICSC(J) (2000))との記述があるので区分2と判断した。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間LC50=2100μg/L(環境省リスク評価第2巻、2003)他から、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分2 | ![]() |
- | 長期的影響により水生生物に毒性 | 急性毒性が区分2、生物蓄積性が低いものの(BCF=60以下(既存化学物質安全性点検データ))、急速分解性がない(直接測定(GC)による分解度:2%(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分2とした。 |