GHS分類結果 (厚生労働省・環境省平成19年度事業)

ID46 N−メチル−N−ニトロソ尿素(CAS番号 684-93-5) 分類実施日 H20.2.22
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類できない - - - 爆発性に関する原子団(N-ニトロソ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 分類できない - - - データなし
8 自己反応性物質および混合物 分類できない - - - 爆発性に関する原子団(N-ニトロソ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 分類できない - - - データなし
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - データなし
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類できない - - - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素、水素以外の元素である窒素と化学結合しているが、規定試験法によるデータがなく分類できない。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3
危険 飲み込むと有毒 ラットLD50=110 mg/kg(IARC 17, 1978)であることから、区分3に分類された。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - ニトロソアミド化合物は一般に皮膚刺激性物質、びらん剤、皮膚感作物質である(Patty, 5th, 2001)との記載があり刺激性があると推測できるが、この記載からは分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - ニトロソアミド化合物は一般に皮膚刺激性物質、びらん剤、皮膚感作物質である(Patty, 5th, 2001)との記載があり刺激性があると推測できるが、この記載からは分類できない。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:区分1

(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)警告
(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:「皮膚炎を生じることが知られており、一次刺激性よりむしろ皮膚感作性であるようにみえる(HSDB, 2003)」と「ニトロソアミド化合物は一般に皮膚刺激性物質、びらん剤、皮膚感作物質である(Patty, 5th, 2001)」との記載から、区分1に分類した。
5 生殖細胞変異原性 区分1B
危険 遺伝性疾患のおそれ マウスによる優性致死試験および骨髄小核試験での陽性(IARC 17, 1978; Mutat Res, 352, 159-167, 1996)から、区分1Bとした。
6 発がん性 区分1B
危険 発がんのおそれ IARC S7(1987)がグループ2A、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分1Bとした。
7 生殖毒性 区分1B
危険 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ IARC 17(1978)に「妊娠中のラットに本物質を単回腹腔内投与したところ、生存胎児のほとんどに脳の異常がみられた。妊娠11-13日目のラットに投与した試験では胎児の100%に手足の奇形がみられ、妊娠13−14日目の投与では小顎症、妊娠12日目の投与では水頭症、妊娠12−16日目の投与では小頭症が増加した。器官形成期に本物質を投与された親から生まれた児では明らかな発達遅延がみられた」、Patty 5th(2001)に「本物質はラットへの20 mg/kgの非経口投与で明らかな催奇形性を示した」、HSDB (2003)に「妊娠2日目のマウスに本物質を単回腹腔内投与した試験で、親動物への毒性がみられない用量で全ての胎児が死亡しており、本物質の胎児毒性、発生毒性は親動物への毒性用量よりも1桁低い範囲でみられた」との報告があることから、親動物への一般毒性が示されない用量で生殖毒性が発現しており、区分1Bに相当すると判断した。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - IARC 17(1978)に「チャイニーズハムスターに本物質を投与したところ、膵臓への傷害、糖尿病がみられた」とする報告があるが、投与経路等の詳細が不明であり、分類できない。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データなし
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - 急性:データ不足
11 水生環境有害性(慢性) 分類できない - - - 慢性:データなし

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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