GHS分類結果 (厚生労働省・環境省平成19年度事業)

ID45 ニトロソジプロピルアミン(CAS番号 621-64-7) 分類実施日 H20.2.22
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類できない - - - 爆発性に関する原子団(ニトロソ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 区分外 - - - Chemfinderによる引火点は99℃であり、「区分外」に該当する。
7 可燃性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性物質および混合物 分類できない - - - 爆発性に関する原子団(ニトロソ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。(消防法では危険物第五類自己反応性物質。)
9 自然発火性液体 分類できない - - - データなし
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - データなし。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類できない - - - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素、水素以外の元素である窒素と化学結合しているが、規定試験法によるデータがなく分類できない。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4
警告 飲み込むと有害 ラットLD50=480 mg/kg(Patty, 5th, 2001)であることから、区分4と分類された。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による液体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - データなし
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - 接触すると眼に刺激性の可能性があるとの記述があるが(HSFS、2006)、根拠等の詳細は不明であり、データ不足により分類できない。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:データなし
5 生殖細胞変異原性 区分2
警告 遺伝性疾患のおそれの疑い マウス骨髄小核試験では陰性であったが、ラット肝小核試験では陽性を示した(Mutat Res, 389, 1-122, 1997)ことに加え、in vitro変異原性試験においても陽性(ATSDR, 1989)であることから、区分2とした。
6 発がん性 区分2
警告 発がんのおそれの疑い IARC 17(1978)がグループ2B、U.S. EPA(1993)がB2、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分2とした。
7 生殖毒性 区分2
警告 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い ATSDR(1989)に、「ハムスターの妊娠8、10、12、14日目のいずれか1日に本物質を皮下投与したところ、生後4週までの死亡率が増加した」、「妊娠中のハムスターへの単回皮下投与により、親動物ならびに児に消化管、呼吸器に腫瘍が発生した」との報告があり、前者は親動物への一般毒性の有無について記載がないことから、区分2とした。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分2(肝臓)
警告 臓器(肝臓)の障害のおそれ ATSDR(1989)に、「ラットへの単回経口投与試験で、肝毒性がみられた」との報告があることから、肝臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。以上より、分類は区分2(肝臓)とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データなし
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - 急性:データなし
11 水生環境有害性(慢性) 分類できない - - - 慢性:データなし

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


物質一覧ページに戻る

GHS関連情報トップページに戻る

このページの先頭へ