参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID38 チオフェノール(CAS番号 108-98-5) | 分類実施日 | H18.6.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分3 | ![]() |
警告 |
引火性液体および蒸気 |
Gangolli (2nd, 1999)による引火点は50℃であり、「区分3」に該当する。国連危険物輸送勧告ではクラス3およびクラス・区分6.1 (国連番号2237)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | HSDB(2006)では加熱により容易に着火するとしているが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス3およびクラス・区分6.1 (国連番号2337)。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 区分外 | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス3およびクラス・区分6.1 (国連番号2337)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分2 | ![]() |
危険 |
飲み込むと生命に危険 |
ラットを用いた経口投与試験のLD50 46mg/kg(CERIハザードデータ集 99-2 (2000))に基づき、区分2とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分2 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると生命に危険 |
ラットを用いた経皮適用試験のLD50 300 mg/kg(CERIハザードデータ集 99-2 (2000))、ウサギを用いた経皮適用試験のLD50 134 mg/kg(CERIハザードデータ集 99-2 (2000))に基づき、低い方の値の 134mg/kgから、区分2とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分1 | ![]() |
危険 |
吸入すると生命に危険 |
ラットを用いた吸入暴露試験 (蒸気) のLC50 33 ppm (4時間)(CERIハザードデータ集 99-2 (2000) に基づき区分した。飽和蒸気圧0.133 kPa(18.6℃)(CERIハザードデータ集 99-2 (2000))における飽和蒸気濃度は1,320 ppmである。今回得られたLC50は、飽和蒸気濃度の90%より低い濃度であるため、「ミストがほとんど混在しない蒸気」として、ppm濃度基準値で区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
皮膚刺激 |
CERIハザードデータ集 99-2 (2000)の動物を用いた皮膚刺激性試験結果 (適用時間不明) の記述「重度の刺激性」及びPATTY (4th, 2000)の記述「塗布により、炎症反応がおこり、24-48時間で消失した。」から、皮膚刺激性を有すると考えられ、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A | ![]() |
警告 |
強い眼刺激 |
CERIハザードデータ集 99-2 (2000)、PATTY (4th, 2000)のウサギを用いた眼刺激性試験結果の記述「重篤な刺激性を有し、結膜刺激および角膜の障害を引き起こす」「中等度から重篤な発赤、結膜浮腫および分泌物が3-4日間継続する。結膜はすべてのウサギで16日目までにきれいになった。16-19日目にかけて角膜混濁が進んだが、その後1.5-2ヶ月で徐々に回復した。」から、強い刺激性を有すると考えられ、区分2Aとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
NTP DB (Access on Feb., 2006)、CERIハザードデータ集99-2 (2000)、環境省リスク評価第4巻 (2005) の記述から、ラットを用いた催奇形性試験において母動物に一般毒性を示す用量で児動物に外部異常がみられることから、区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分2(神経系)、区分3(気道刺激性) | ![]() ![]() |
警告 |
臓器(神経系)の障害のおそれ (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
ヒトについては、「窒息感、眼や鼻の刺激、頭痛が現れた」(環境省リスク評価第4巻 (2005))の記述、実験動物については、「傾眠、昏睡、呼吸困難」、「呼吸器刺激」、「運動失調」、「筋力低下、運動失調、チアノーゼ」(RTECS (2004))等の記述があることから、気道刺激性をもち、神経系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられたが、Priority2の評価書によるデータである。 以上より、分類は区分2(神経系)、区分3(気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(腎臓) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(腎臓)の障害 |
実験動物については、「尿細管の変性は、9、18 mg/kg で見られた」(ACGIH (7th, 2004))等の記述があることから、腎臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(腎臓)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.0044mg/L(環境省生態影響試験、1999)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=2.52(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がない(BODによる分解度:0%(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分1とした。 |