GHS分類結果 (厚生労働省・環境省平成19年度事業)

ID34 5-アザシチジン(CAS番号 320-67-2) 分類実施日 H20.2.22
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関する原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 分類できない - - - データなし
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性または自己反応性に関する原子団を含まない。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 分類できない - - - データなし
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - データなし
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4
警告 飲み込むと有害 ラットのLD50が 572 mg/kg(RTECS, Access on Sep. 2007)であることから、区分4に分類した。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による固体であり、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - データなし
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - データなし
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - データなし
5 生殖細胞変異原性 区分2
警告 遺伝性疾患のおそれの疑い 経世代変異原性試験として「雄マウスに対する優性致死試験では陰性(IARC 50, 1990)」との報告があり、体細胞を用いるin vivo変異原性試験では「マウスに腹腔内投与した試験で骨髄細胞ならびに末梢血赤血球で小核を誘発した(NTP DB, Access on September 2007)」との報告があるが、生殖細胞in vivo遺伝毒性試験結果が得られておらず、区分2とした。
6 発がん性 区分1B
危険 発がんのおそれ IARC S7(1987)がグループ2A、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分1Bとした。
7 生殖毒性 区分1B
危険 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ IARC 26(1981)に「妊娠中のマウスに妊娠7あるいは14日目から3日間連続で5-アザシチジン1.5 mg/kgを腹腔内投与したところ、胚致死率がそれぞれ100%、20%であった。妊娠14日目から投与した母動物から生まれた児では神経や肝臓組織が破壊されていた。5-アザシチジンは母動物に影響の出ない用量で、特に肝臓や脳で細胞の分化や増殖に影響を及ぼしている。」、IARC 50(1981)に「妊娠中マウスの胚形成期に1〜2 mg/kgの5-アザシチジンを単回腹腔内投与したところ、吸収胚の増加、生存児の多くに中枢神経系の異常、顔面裂、手足欠損等の奇形がみられた。」との記述があり、親動物で一般毒性が示されない用量で生殖毒性が発現していることから、区分1Bとした。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - データ不足により、分類できない
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 区分1(血液系、肝臓)
危険 長期又は反復暴露による臓器(血液系、肝臓)の障害 「本物質を薬として投与されたヒトに白血球減少症がみられた」、「先に肝機能障害のあった患者に本物質を投与したところ、4人に致命的な肝臓損傷がみられた」(いずれもIARC 50, 1990)との記述があることから、血液系、肝臓に影響があり、分類は区分1(血液系、肝臓)とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - データなし
11 水生環境有害性(慢性) 分類できない - - - データなし

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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