参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID32 ジチオりん酸O,O-ジエチル-S-(2-エチルチオエチル)(CAS番号 298-04-4) | 分類実施日 | 2007/3/15 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | 引火点について、BGIA GESTIS-database on hazardous substance(Accessed in 2006)では100℃以上、PM(13th, 2003)では133℃(テクニカルグレード)との記載があり、概ね100℃以上であるため、区分外とした。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 用途が農薬であり、常温の空気と接触しても自然発火しない。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 水に対して安定。(水溶解度の数値が得られている。) |
| 13 | 酸化性液体 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分1 | ![]() |
危険 |
飲み込むと生命に危険 |
農薬登録申請資料(1987)の雌ラットのLD50=4.2mg/kgに従って、区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分1 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると生命に危険 |
農薬登録申請資料(1987)の雌ラットのLD50=7.3mg/kgに従って、区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | 本物質は蒸気圧が極めて低く(20℃で7.2mPa)、蒸気暴露は困難と考えられ、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分1 | ![]() |
危険 |
吸入すると生命に危険 |
農薬登録申請資料(1987)の雌ラットのLC50=約0.015mg/Lに従って、区分1とした。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | 農薬登録申請資料(1987)のウサギの皮膚一次刺激性試験において、貼付除去後1時間に非常に軽度の刺激性(平均スコア:0.4)が認められたが、貼付除去後24時間には影響がみられなかったため、区分外とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | 農薬登録申請資料(1987)のウサギの眼一次刺激性試験において、適用後1時間に非常に軽度の刺激性(結膜での平均スコア:発赤0.6〜1、浮腫0.7〜0.8)が認められたが、適用後24時間には影響がみられなかったため、区分外とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分外 |
- | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし。 皮膚感作性:農薬登録申請資料(1987)のモルモットの皮膚感作性試験(maximization法)では皮膚感作性は認められず、区分外とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | 農薬登録申請資料(1987)のin vivoの優性致死試験および小核試験の結果は陰性であり、区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | 農薬登録申請資料(1987)のラットおよびマウスの発がん性試験では本物質に関連する腫瘍性病変は認められなかったことから、区分外とした。なお、ACGIH-TLV(2005)ではA4(区分外に相当)に分類されている。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
農薬登録申請資料(1987)およびEPA農薬登録申請資料(年記載なし)のラットの二世代試験で、親の一般毒性が出ている用量で軽度ではあるが生殖毒性(農薬登録申請資料(1987)では交尾雌数と出産雌数の低下、出生時生存仔数の低下、出生時死亡数の低下、EPA農薬登録申請資料では着床数減少、同腹仔数減少)がみられたため、区分2とした。なお、農薬登録申請資料(1987)のラットおよびウサギの試験では催奇形性は認められなかった。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(神経系) | ![]() |
危険 |
臓器(神経系)の障害 |
農薬登録申請資料(1987)のラットの急性毒性試験(経口、経皮、吸入)では、いずれの暴露経路でもコリンエステラーゼ阻害による神経毒性(振戦、流涎、呼吸困難など)がみられた。経口および経皮投与の最大無作用量とガイダンス値との比較から、区分1(神経系)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(神経系) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(神経系)の障害 |
農薬登録申請資料(1987)のラットおよびマウスの長期暴露試験(混餌投与)では、区分1のガイダンス値内においてコリンエステラーゼ活性の低下がみられただけであったが、ラットの二世代繁殖性試験(混餌投与)において、P世代の9ppm投与群(推定摂取量:0.45mg/kg/day)の雌で妊娠・哺育期間中に振戦やコリン作動性の中毒症状がみられたことから、ガイダンス値との比較により、区分1(神経系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.75ppb(AQUIRE、2003)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、急速分解性がないと推定され(BIOWIN)、生物蓄積性があると推定される(log Kow=5.48(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分1とした。 |