参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID30 シクロヘキシルアミン(CAS番号 108-91-8) | 分類実施日 | H18.6.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分3 | ![]() |
警告 |
引火性液体および蒸気 |
ICSC(2002)による引火点は28℃(密閉式)であり、「区分3」に該当する。国連危険物輸送勧告ではクラス3およびクラス8 (国連番号2357)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点293℃(ICSC,2003))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | ICSC(2003)では、アルミニウム、銅、亜鉛を侵すとしているが、データがなく分類できない。なお、国連危険物輸送勧告では腐食性物質に該当しているが、皮膚腐食性も含む分類なので、金属腐食性に該当するのか判別できない (国連番号2357)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | ![]() |
危険 |
飲み込むと有毒 |
ラットを用いた経口投与試験の LD50 =156 mg/kg、800 mg/kg (CERI ハザードデータ集 2001-54 (2002)) のうち、低い方の値から区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると有毒 |
ウサギを用いた経皮投与試験のLD50=277 mg/kg (CERI ハザードデータ集 2001-54 (2002)) に基づき、区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 | ![]() |
危険 |
吸入すると有毒 |
ラットを用いた吸入暴露試験の LC50(16時間)=1,000 ppm (CERI ハザードデータ集 2001-54 (2002)) から計算式を適用して得られた LC50(4時間)=2000 ppm は、飽和蒸気圧 250 Pa (20℃) における飽和蒸気圧濃度 2,480 ppm の90% より低い値であるため、ミストがほとんど混在しない蒸気として ppm 濃度基準値に基づいて分類し、区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1A-1C | ![]() |
危険 |
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
CERI ハザードデータ集 2001-54 (2002) のウサギを用いた皮膚刺激性試験の結果の記述に、適用時間は不明であるが「腐食性がみられた」とあり、EUリスク警句でC;R34腐食性であることから、区分1A-1Cとしたが、細区分が必要な場合は、安全性の観点から、1Aとした方が望ましい。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ![]() |
危険 |
重篤な眼の損傷 |
CERIハザードデータ集 2001-54 (2002) のウサギを用いた眼刺激性試験の結果の記述に「腐食性がみられた」 とあることから、区分1とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分1B | ![]() |
危険 |
遺伝性疾患のおそれ |
IARC 73 (1999)、CERIハザードデータ集2001-54 (2002)、環境省リスク評価第3巻 (2004) の記述から、経世代変異原性試験 (優性致死試験) で陽性、生殖細胞in vivo変異原性試験 (染色体異常試験) で陽性であることから区分1Bとした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | ACGIH (2001) でA4、IARC (1987) でGroup 3に分類されていることから、区分外とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
CERIハザードデータ集2001-54 (2002)や環境省リスク評価第3巻 (2004)の記述から、親動物での一般毒性に関する記述はないが、精巣への影響や次世代の離乳率の低下などがみられていることによる。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(血液系、神経系、呼吸器)、区分3(麻酔作用) | ![]() ![]() |
危険 警告 |
臓器(血液系、神経系、呼吸器)の障害 (麻酔作用)眠気またはめまいのおそれ |
ヒトについては、「弱いメトヘモグロビン形成作用、交感神経刺激作用」(CERIハザードデータ集 2001-54 (2002))、「眩暈、傾眠、不安及び心配、吐き気がみられており、うち1 人では呂律が回らなくなり、嘔吐、瞳孔散大がみられた」(環境省リスク評価第3巻 (2004))等の記述、実験動物については、「極めて強い刺激症状」(CERIハザードデータ集 2001-54 (2002))等の記述があることから、血液系、神経系、呼吸器が標的臓器と考えられ、麻酔作用を有すると考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲で見られた。 以上より、分類は区分1(血液系、神経系、呼吸器)、区分3(麻酔作用)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(血液系、甲状腺、心臓、腎臓、呼吸器)、区分2(精巣) | ![]() |
危険 警告 |
長期または反復暴露による臓器(血液系、甲状腺、心臓、腎臓、呼吸器)の障害 長期または反復暴露による臓器(精巣)の障害のおそれ |
実験動物については、「ヘモグロビン濃度・赤血球数の減少、網状赤血球数の増加、甲状腺機能低下、心筋及び腎臓の脂肪変性及び顆粒変性、気管、肺の炎症性変化」(CERIハザードデータ集 2001-54 (2002))、「限局性のセルトリ細胞の空胞化と精母細胞の変性、脱落」(CERIハザードデータ集 2001-54 (2002))等の記述があることから、血液系、甲状腺、心臓、腎臓、呼吸器、精巣が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1(血液系、心臓、腎臓、呼吸器)、区分2(精巣)に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(血液系、甲状腺、心臓、腎臓、呼吸器)、区分2(精巣)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 | - | - | 水生生物に有害 | 魚類(ヒメダカ)の96時間LC50=33mg/L(環境省生態影響試験、1997)から、区分3とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分外 | - | - | - | 急速分解性があり(BODによる分解度:61.6%(既存化学物質安全性点検データ))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=1.49(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 |