参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID27 シアン化水素(CAS番号 74-90-8) | 分類実施日 | H18.6.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分1 | ![]() |
危険 |
極めて引火性の高い液体および蒸気 |
ICSC(2003)による引火点は-18℃(密閉式)、かつ沸点は26℃であり、「区分1」に該当する。国連危険物輸送勧告では、安定剤入りのもので水分の含有率が3質量%未満のものがクラス3およびクラス・区分6.1(国連番号1051)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点538℃(ICSC,2003))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし。なお国連危険物輸送勧告では、安定剤入りのもので水分の含有率が3質量%未満のものがクラス3およびクラス・区分6.1 (国連番号1051)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分1 | ![]() |
危険 |
飲み込むと生命に危険 |
ラットを用いた経口投与試験のLD50 4.2 mg/kg (CICAD 61 (2004))に基づき、区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分1 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると生命に危険 |
ウサギを用いた 経皮LD50値 6.8mg/kg (CICAD 61( 2004)) に基づき、区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分1 | ![]() |
危険 |
吸入すると生命に危険 |
ラットを用いた吸入暴露試験(蒸気:GHS定義) のLC50 142 ppm (30分) (CERIハザードデータ集 2001-38 (2002))に基づき、計算式を適用して得られたLC50 (4時間換算値) は50.2 ppmである。飽和蒸気圧98.9kPa (742 mmHg, 25℃) (CERIハザードデータ集 2001-38 (2002)) における飽和蒸気圧濃度は9980 ppmであり、今回得られたLC50は、飽和蒸気圧濃度の90%より低い濃度であるため、「ミストがほとんど混在しない蒸気」として、ppm濃度基準で区分1とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | 実験動物の皮膚に「mild burn」 (CICAD 61, 2004)、及びヒトの皮膚に「irritation」 (HSDB, 2005) との記載があるが、いずれも試験結果でなくかつ「may be」とあるため分類できないとした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A-2B | ![]() |
警告 |
強い眼刺激 |
ヒトでの暴露で「IRRITATION OF EYE, CONJUNCTIVITIS (HSDB, 2005)」及び 「There may also be irritation from skin and eye contact with the liquid. (HSDB, 2005) 」と記載されているが、いずれも試験データでなく、強度については不明のため、区分2A-2Bとした。細区分が必要な場合、安全性の観点から2Aとすることが望ましい。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:分類できない | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: データなし |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | CERIハザードデータ集 (2002)、CICAD 61(2004)の記述から、経世代変異原性試験なし、生殖細胞/体細胞in vivo変異原性試験なし、生殖細胞/体細胞in vivo遺伝毒性試験なし、in vitro変異原性試験で複数指標の(強)陽性結果なし、であることから「分類できない」とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | データ不足のため分類できない |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系、呼吸器、心臓) | ![]() |
危険 |
臓器(中枢神経系、呼吸器、心臓)の障害 |
ヒトについては「昏睡状態」(HSDB (2000))、「めまい、呼吸減少、不安定感、頭痛及び悪心」(ACGIH (7th, 2001))等の記述、実験動物では「中枢神経系への軽度の影響」(CICAD 61 (2004))、「呼吸困難、徐脈、不整脈、心室拡張期のT 波異常、意識混濁と呼吸の中断、脳波の変化、呼吸困難、昏睡、衰弱、歩行困難、痙攣」(CERIハザードデータ集 2001-38 (2002))等の記述があることから、中枢神経系、肺、心臓が標的臓器と考えられた。なお実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲で見られた。 以上より分類は区分1(中枢神経系、呼吸器、心臓)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(中枢神経系) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(中枢神経系)の障害 |
ヒトについては「遷延記憶、視覚能、視覚判断能、精神運動性等の点数評価において異常を認めた」(CICAD 61 (2004))「頭痛、虚弱感、味覚及び嗅覚変動」(IRIS (2002))等の記述があることから、中枢神経系が標的臓器と考えられた。 以上より分類は区分1(中枢神経系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 魚類(ニジマス)の96時間LC50=0.028mg/L(CERIハザードデータ集、2002)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、水中での挙動および生物蓄積性が不明であるため、区分1とした。 |