GHS分類結果 (関係省庁連絡会議 平成18年度事業)

ID22 クロロアセチル=クロリド(CAS番号 79-04-9) 分類実施日 H18.5.24 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類対象外 - - - 爆発性に関する原子団を含まない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 区分外 - - - 不燃性(ICSC,1999)。
7 可燃性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性物質および混合物 分類対象外 - - - 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。
9 自然発火性液体 区分外 - - - 不燃性(ICSC,1999)。
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性物質および混合物 区分外 - - - 不燃性(ICSC,1999)。
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - フッ素を含まず、酸素と塩素を含む有機化合物であるが、これら酸素と塩素がそれぞれ炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし。なお、国連危険物輸送勧告では腐食性物質に該当しているが、皮膚腐食性も含む分類なので、金属腐食性に該当するのか判別できない (国連番号1752)。

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3 危険を表わす髑髏のシンボル
危険
飲み込むと有毒
ラットを用いた経口投与試験のLD50 120mg/kg(CERIハザードデータ集 2000−53 (2001))、208mg/kg(ACGIH (7th, 2001))のうち低い値120mg/kgから区分3とした。
1 急性毒性(経皮) 区分3 危険を表わす髑髏のシンボル
危険
皮膚に接触すると有毒
ラットを用いた経皮投与試験のLD50 662mg/kg(CERIハザードデータ集 2000−53 (2001))から区分3とした。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 区分2 危険を表わす髑髏のシンボル
危険
吸入すると生命に危険
ラットを用いた吸入暴露試験 (蒸気) のLC50 3.04mg/L(1時間)、3.45mg/L(1時間)、4.619mg/L(4時間) (ACGIH (7th, 2001))に基づき、計算式を適用してLC50(4時間換算値)の330ppmが得られた。飽和蒸気圧19mmHg(20℃) [換算値 2500Pa(20℃)](NFPA(13th,2001))における飽和蒸気濃度は250000ppmである。今回得られたLC50は、飽和蒸気濃度の90%より低い濃度であるため、「ミストがほとんど混在しない蒸気」として、ppm濃度基準値で区分2とした。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2 警告を表わす感嘆符のシンボル
警告
皮膚刺激
ACGIH (7th, 2001)のヒトへの健康影響の記述「急性暴露影響の医学報告:皮膚の紅斑及び火傷;眼の刺激、流涙及び火傷;呼吸困難、チアノーゼ、咳など呼吸への影響;消化管への影響」から、区分2とした。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2A 警告を表わす感嘆符のシンボル
警告
強い眼刺激
ACGIH (7th, 2001)のヒトへの健康影響の記述、CERIハザードデータ集 2000−53 (2001)のラットを用いた眼刺激性試験結果「強度の刺激性」より、眼に対して強い刺激性を有すると考えられるため、区分2Aとした。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない    皮膚感作性:分類できない - (呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
(呼吸器感作性)−
(皮膚感作性)−
呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:  データなし
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - ACGIH (7th, 2001) の記述から、in vivo変異原性/遺伝毒性試験データがなく、in vitro変異原性試験 (復帰突然変異試験、染色体異常試験) で陰性であるため、分類できない。
6 発がん性 分類できない - - - データなし
7 生殖毒性 分類できない - - - データなし
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1(呼吸器) 危険を表わす人物シルエットのシンボル
危険
臓器(呼吸器)の障害
ヒトについては、「眼と気道に非常に強い刺激性、流涙、呼吸困難、チアノーゼ、咳など呼吸への影響」(CERIハザードデータ集 2000-53 (2001))等の記述、実験動物については、「浅呼吸又は努力呼吸、肺及び鼻腔のうっ血」(CERIハザードデータ集 2000-53 (2001))等の記述があることから、呼吸器が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。
以上より、分類は区分1(呼吸器)とした。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 区分1(呼吸器) 危険を表わす人物シルエットのシンボル
危険
長期または反復暴露による臓器(呼吸器)の障害
実験動物については、「呼吸器系の病理組織学的変化、呼吸器系の肉眼的病変部」(CERIハザードデータ集 2000-53 (2001))等の記述があることから、呼吸器が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。
以上より、分類は区分1(呼吸器)とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - データがなく分類できない。
11 水生環境有害性(慢性) 分類できない - - - データがなく分類できない。

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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