参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID20 p-クレゾール(CAS番号 106-44-5) | 分類実施日 | H18.4.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1およびクラス8 (国連番号3455 クレゾール(固体))。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点559℃(ICSC,2000))。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない(融点35℃(ICSC,2000)、試験温度140℃)。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし。なお、国連危険物輸送勧告では腐食性物質に該当しているが、皮膚腐食性も含む分類なので、金属腐食性に該当するのか判別できない (国連番号3455 クレゾール(固体))。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分3 | ![]() |
危険 |
飲み込むと有毒 |
ラットに対する経口投与試験のLD50=207 mg/kg(EHC 168 (1995)) に基づき、区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると有毒 |
動物を用いた経皮投与試験のLD50=750 mg/kg、300 mg/kg(EHC 168 (1995))より、低い方の値を適用して、区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体であるため、ガスの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1A-1C | ![]() |
危険 |
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
ウサギを用いた皮膚刺激性試験の結果、「非可逆性の組織破壊」 (EHC 168 (1995)) がみられたことから、区分1A-1Cとしたが、安全性の観点から1Aとする方が望ましい。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ![]() |
危険 |
重篤な眼の損傷 |
ウサギを用いた眼刺激性試験の結果の記述に「結膜、角膜、虹彩に重度の刺激性がみられ、72時間後までに回復しなかった」 (SIDS (2005)) 、また、ウサギを用いた皮膚刺激性試験の結果「非可逆性の組織破壊」(EHC 168 (1995)) がみられたことから、区分1とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分外 | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: モルモットを用いた皮膚感作性試験結果(DFGOT Vol.14 (2000))に「感作性なし」という記述、またヒトへの健康影響のデータ (SIDS (2005))に「感作性はみられなかった」という記述があるため、区分外とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | CERIハザードデータ集 97-9B (1998)、ATSDR (1992)、SIDS (2005)、NTP DB (Access on October 2005)の記述から、経世代変異原性試験(優性致死試験)で陰性、生殖細胞in vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験なし、であることから区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | EPA (1991)でCに分類されていることから、区分外とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | 環境省リスク評価第1巻 (2002)、CERIハザードデータ集 97-9B (1998)、ATSDR (1992)の記述から、複数の生殖毒性試験において、生殖機能、生殖能力または発生に対する悪影響の存在に関して否定的な報告がなされているため「区分外」としたが、ラットの催奇形性試験において、胎児に僅かな骨格の変異がみられていることには注意が必要である。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系、腎臓)、区分3(気道刺激性) | ![]() ![]() |
危険 警告 |
臓器(中枢神経系、腎臓)の障害 (気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ |
実験動物については、「自発運動抑制、振戦、流涙、呼吸困難、チアノーゼ、出血性の鼻カタル、痙攣、虚脱、鼻腔への刺激性、神経性による筋肉の興奮、痙攣、血尿」(SIDS (2005))等の記述があることから、中枢神経系、腎臓を標的臓器とし、気道刺激性をもつと考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(中枢神経系、腎臓)、区分3(気道刺激性)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分2(呼吸器、中枢神経系) | ![]() |
警告 |
長期または反復暴露による臓器(呼吸器、中枢神経系)の障害のおそれ |
実験動物については、「鼻腔の呼吸上皮の過形成、扁平上皮化生」(CERIハザードデータ集 97-9B (1998))、「流涎、振戦、腹部尿汚染、自発運動抑制、頻呼吸、努力呼吸、間代性痙攣、過反応性」(SIDS (2005))等の記述があることから、呼吸器、中枢神経系が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分2(呼吸器、中枢神経系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間LC50=1.4mg/L(EHC168、1995)他から、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分外 | - | - | - | 急速分解性があり(OECDテストガイドライン301Cによる40日間の分解度:80-95%(SIDS、2005))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=1.94(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 |