| 危険・有害性項目 |
分類結果 |
シンボル |
注意喚起用語 |
危険有害性情報 |
分類根拠・問題点 |
| 1 |
急性毒性(経口) |
区分4 |

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警告 |
飲み込むと有害 |
ラットLD50=430 mg/kg(雄)、529 mg/kg(雌; ECETOC TR33, 1989)であることから区分4とした。なお塩化ニッケル・六水和物(CAS: 7791-20-0)のラットLD50は、210 mg/kg(雄)、175 mg/kg(雌; ECETOC TR33, 1989)である。 |
| 1 |
急性毒性(経皮) |
分類できない |
- |
- |
- |
データなし。 |
| 1 |
急性毒性(吸入:ガス) |
分類対象外 |
- |
- |
- |
GHSの定義における固体である。 |
| 1 |
急性毒性(吸入:蒸気) |
分類できない |
- |
- |
- |
データなし。 |
| 1 |
急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) |
分類できない |
- |
- |
- |
データなし。 |
| 2 |
皮膚腐食性/刺激性 |
区分2 |

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警告 |
皮膚刺激 |
動物を用いた試験データはないが、ヒトにおける刺激性閾値として、塩化ニッケル水溶液濃度が閉塞系で1 %、非閉塞系で10 %としている(EHC No. 108, 1991)こと、EU分類においてはXi; R38に分類されていることから区分2とした。 |
| 3 |
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 |
分類できない |
- |
- |
- |
データなし。 |
| 4 |
呼吸器感作性 |
区分1 |

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危険 |
吸入するとアレルギー、ぜん(喘)息又は呼吸困難を起こすおそれ |
EU分類R42/43 でありEU-Annex I (access on Jan. 2009)、ニッケルないしニッケル化合物として日本産業衛生学会の許容濃度等の勧告 (2008)で気道感作性物質 (第2群)に、DFG(MAK/BAT No43 (2007))で気道感作性物質に分類されていることから、区分1とした。 |
| 4 |
皮膚感作性 |
区分1 |

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警告 |
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ |
モルモットを用いたマキシマイゼーション試験およびポラック法で感作性を示し(NITE初期リスク評価書 ver. 1.0 No. 115, 2008)、U分類R42/43 であり、ニッケルないしニッケル化合物として日本産業衛生学会の許容濃度等の勧告 (2008)で皮膚感作性物質 (第1群)に、DFG(MAK/BAT No43 (2007))で皮膚感作性物質に分類されていることから、区分1とした。 |
| 5 |
生殖細胞変異原性 |
区分外 |
- |
- |
- |
ラットおよびマウスの優性致死試験(EHC 108 (1991))、マウスの骨髄細胞を用いた2つの小核試験(EHC 108 (1991))の結果は陰性であることに基づき区分外とした。なお、チャイニーズハムスターの骨髄細胞を用いた染色体異常試験とマウスの骨髄細胞を用いた染色体異常試験は陽性(IARC 49 (1990; ATSDR (2005)である。In vitro変異原性試験;チャイニーズハムスターV79細胞、CHOAS52細胞を用いる突然変異試験で陽性、CHO細胞を用いる突然変異試験で陰性、マウスのリンパ球細胞を用いた遺伝子突然変異試験で陽性、エームス試験陰性、CHO細胞を用いた染色体異常試験において陽性結果が確認されている(IARC 49, 1990; ATSDR, 2005; EHC No. 108, 1991; ECETOC TR. 33, 1989)。そしてFm3Aマウス乳癌細胞を用いた染色体異常試験(IARC 49, 1990; EHC No. 108, 1991)。ヒト末梢血リンパ球細胞を用いた染色体異常試験(EHC No. 108, 1991)において陽性結果が確認されている。 |
| 6 |
発がん性 |
区分1A |

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危険 |
発がんのおそれ |
IARC (1990) でグループ1〔IARC 49 (1990) 〕 、EUはカテゴリー1〔EU-Annex I (2009)〕、日本産業衛生学会では第1群〔産衛学会勧告 (2008)〕、NTPではK(NTP RoC (11th, 2005))に分類していることより区分1Aとした。また、ラットの筋肉内投与試験においては腫瘍形成が見られなかったが(IARC vol. 49, 1990)、雄ラットの経口投与試験において本物質が腎臓がんのプロモーターであると結論付けられており(NITE初期リスク評価書 ver. 1.0 No. 115, 2008)、雌ラットの腹腔内投与試験においても32 匹中4 匹に腹部腫瘍が確認されている (1 匹は腹膜中皮腫、3 匹は肉腫; NITE初期リスク評価書 ver. 1.0 No. 115, 2008)。なお、可溶性無機ニッケルをACGIHはA4(ACGIH(2001))に分類している。 |
| 7 |
生殖毒性 |
区分1B |

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危険 |
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ |
雌マウスの経口投与試験における自然流産の増加(ATSDR, 2005)、雌ラットの経口投与試験における胚死亡率の増加(IARC No. 49, 1990)、仔動物の小型化、そして出産前および新生仔死亡率の増加(EHC No. 108, 1991)、ラットの腹腔内投与試験における水頭、水腎、心臓欠損などの催奇形性(IARC No. 49, 1990)などが見られている。親動物で一般毒性が発現しない用量で明確な仔動物への生殖毒性が見られることから区分1Bとした。なお、EU分類においてはRepr. Cat 2; R61に区分されている。 |
| 8 |
標的臓器/全身毒性(単回暴露) |
区分2(神経系) |

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警告 |
臓器(神経系)の障害のおそれ |
ラットの吸入暴露試験において「気管支の過形成およびそれに伴う気管上皮細胞におけるリンパ球の浸潤」が起こった(EHC No. 108, 1991)とあるが投与時間が不明で分類できない。ラットの経口投与試験においてガイダンスの区分2に相当する430 mg/kg (雄), 529 mg/kg (雌)の用量で「興奮、運動量の増加に続き、神経系の機能低下を起こした。」とある(ECETOC TR33, 1989)ことより区分2(神経系)とした。 |
| 9 |
標的臓器/全身毒性(反復暴露) |
区分2(肺、中枢神経系) |

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警告 |
長期にわたる, 又は反復暴露による臓器(肺、中枢神経系)の障害のおそれ |
ラットの90日間経口投与試験において、ガイダンスの区分2に相当する35 mg/kg/日の投与群で雌 (10/25 匹)、雄 (7/25 匹) に肺胞マクロファージの肺胞内蓄積に特徴付けられる肺の炎症及びII型肺胞上皮細胞の萎縮がみられたことから(NITE初期リスク評価書 ver. 1.0 No. 115, 2008)区分2(肺)とした。また、ラットの77日間経口投与による学習能力試験においてガイダンスの区分2に相当する20 mg Ni/kg/day投与群は対照群に比較し、レバーを押す割合が少なかったとされている。著者によると、レバーを押す頻度の低下は、ニッケルによる基本的な知覚の低下、協調運動作用の低下、または動機達成意欲の阻害に基づくとしている(NITE初期リスク評価書 ver. 1.0 No. 115, 2008)。また、ラットの90日間経口投与試験においてガイダンスの区分2の上限」である100 mg/kg/dayの濃度において試験終了までに100 %の死亡および症状として雌雄ともに毛先端脱色、流涎、協調運動失調、不規則呼吸、体温低下、嗜眠がみられた(NITE初期リスク評価書 ver. 1.0 No. 115, 2008)こと、さらに既存分類として、ACGIHでは可溶性無機ニッケルとして中枢神経系への影響を示唆している(ACGIH TLV-Basis-Critical Effects: Central Nervous System; ACGIH-TLV, 2004)ことから区分2(中枢神経系)とした。 |
| 10 |
吸引性呼吸器有害性 |
分類できない |
- |
- |
- |
データなし。 |