参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID11 O-エチル=O-4-ニトロフェニル=フェニルホスホノチオアート(CAS番号 2104-64-5) | 分類実施日 | H18.7.24 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 区分外 | - | - | - | 化学構造にニトロ基を含み、酸素収支の計算値は-153であるが、分解開始温度および分解エネルギーのデータがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1 (国連番号2783(有機リン系殺虫殺菌剤類、固体、毒性のもの)(ICSC,1999))。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 区分外 | - | - | - | ICSC(1999)では可燃性としているが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1(国連番号2783(有機リン系殺虫殺菌剤類、固体、毒性のもの)(ICSC,1999))。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 化学構造に、爆発性に関わる原子団としてニトロ基を含むが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1 (国連番号2783(有機リン系殺虫殺菌剤類、固体、毒性のもの)(ICSC,1999))。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1 (国連番号2783(有機リン系殺虫殺菌剤類、固体、毒性のもの)(ICSC,1999))。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない(融点36℃(ICSC,1999)、試験温度140℃)。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 区分外 | - | - | - | 水に対して安定(水に不溶、ICSC(1999))。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 区分外 | - | - | - | 炭素、水素以外の元素と化学結合している酸素を含む有機化合物であるが、データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1 (国連番号2783(有機リン系殺虫殺菌剤類、固体、毒性のもの)(ICSC,1999))。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 区分外 | - | - | - | データがなく分類できない。国連危険物輸送勧告がクラス・区分6.1 (国連番号2783(有機リン系殺虫殺菌剤類、固体、毒性のもの)(ICSC,1999))。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分2 | ![]() |
危険 |
飲み込むと生命に危険 |
ラットを用いた経口投与試験のLD50値が24mg/kgとの報告があることから(農薬登録申請資料(1987))、区分2とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると有毒 |
ラットを用いた経皮投与試験のLD50値が538mg/kgとの報告があることから(農薬登録申請資料(1987))、区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分1 | ![]() |
危険 |
吸入すると生命に危険 |
ラットを用いた吸入暴露試験のLC50(1時間)=0.106 mg/L (環境省リスク評価書第4巻 (2005)) から計算式を適用して得られた LC50(4時間)=0.0265 mg/L に基づき、区分1とした。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分3 | - | 警告 |
軽度の皮膚刺激 |
ウサギでの試験で、72時間以内に回復するわずかな皮膚刺激性が報告されていることから(農薬登録申請資料(1988))、区分3とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 |
眼刺激 |
ウサギでの試験で、軽微な結膜への刺激性が認められたが、7日以内に全て回復している(農薬登録申請資料(1987))ことから、区分2Bとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:分類できない 皮膚感作性:区分外 | - | (呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
(呼吸器感作性)− (皮膚感作性)− |
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性:モルモットによる皮膚感作性試験において、感作性が認められなかったことから(農薬登録申請資料(1987))、区分外とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | in vitro試験では、Ames、染色体異常試験、Hela細胞によるUDS試験が陰性であったが、ヒトリンパ球でのin vitro染色体異常試験とマウスリンパ腫細胞による遺伝子突然変異試験では陽性であった。一方、マウスin vivo小核試験で陰性である(農薬登録申請資料(1987))ことから、区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | ラット及びマウスにおける発がん性試験で、試験物質投与に起因する腫瘍発生の増加が認められていないとの報告がある(農薬登録申請資料(1989))。さらに、ACGIH (2003) でA4に分類されていることから区分外とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
ラット2世代繁殖性試験で、親動物に影響が見られている用量で、F1及びF2の哺育期4日目の生存率が低下したことから(農薬登録申請資料(1988))、区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(神経系)、区分3(麻酔作用) | ![]() ![]() |
危険 警告 |
臓器(神経系)の障害 (麻酔作用)眠気またはめまいのおそれ |
ラットでの試験において、コリンエステラーゼの阻害によると考えられる、自発運動の低下、感覚器の機能低下、嗜眠が報告されている(農薬登録申請資料(1994))。これらの影響は区分1に該当する用量で認められたため、分類結果は区分1(神経系)、区分3(麻酔作用)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(神経系) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(神経系)の障害 |
ラットでの試験において、コリンエステラーゼの阻害によると考えられる、自発運動の低下、振戦、立毛、異常歩行が報告されている(農薬登録申請資料(1995))。これらの影響は区分1に該当する用量で認められたため、区分1(神経系)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(ピンクシュリンプ)の4日間LC50=0.29μg/L(環境省リスク評価第2巻、2003)から、区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性が区分1、急速分解性がなく(BODによる分解度:3%(既存化学物質安全性点検データ))、生物蓄積性がある(BCF=1590(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分1とした。 |