参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID8 2-アミノエタノール(CAS番号 141-43-5) | 分類実施日 | H18.4.20 (環境に対する有害性についてはH18.3.31) |
| 使用マニュアル | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分4 | - | 警告 |
可燃性液体 |
ICSC(2004)による引火点は85℃(密閉式)であり、「区分4」に該当する。国連危険物輸送勧告ではクラス8 (国連番号2491)。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性、あるいは自己反応性に関する原子団を含まない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点410℃、ICSC(2004))。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性物質および混合物 | 分類できない | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 | 分類対象外 | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | データなし。なお、国連危険物輸送勧告では腐食性物質に該当しているが、皮膚腐食性も含む分類なので、金属腐食性に該当するのか判別できない (国連番号2491)。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 |
飲み込むと有害のおそれ |
ラットを用いた経口投与試験のLD50 3,320mg/kg (ACGIH (7th, 2001))から、区分5とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 | ![]() |
危険 |
皮膚に接触すると有毒 |
ウサギを用いた経皮投与試験のLD50 1000mg/kg (ACGIH (7th, 2001)) から、区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | データ不足のため分類できない |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1A | ![]() |
危険 |
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 |
動物を用いた皮膚刺激性試験結果の記述 (CERIハザードデータ集 2001-41 (2002)、ACGIH (7th, 2001)) 「腐食性を示す」「刺激性、壊死」から、「腐食性を有する」と考えられるため、区分1Aとした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ![]() |
危険 |
重篤な眼の損傷 |
ウサギを用いた眼刺激性試験のデータ (CERIハザードデータ集 2001-41 (2002)、ACGIH (7th, 2001)) の記述「角膜混濁、虹彩・結膜浮腫等の非常に強い刺激性」等から、「眼に対して強度の刺激性を有し、また皮膚が腐食性を示すので、目も腐食性を有する」と考えられるため、区分1とした。 |
| 4 | 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:区分1 皮膚感作性:区分1 | (呼吸器感作性)![]() (皮膚感作性) ![]() |
(呼吸器感作性)危険 (皮膚感作性)警告 |
(呼吸器感作性)吸入するとアレルギー,喘息または呼吸困難を起こすおそれ (皮膚感作性)アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ |
呼吸器感作性:CERIハザードデータ集 2001-41 (2002)のヒトに対する健康影響のデータの記述「極めて低い濃度の本物質を含むエアロゾル吸入誘発試験では、14 人全員が陽性応答(咳、鼻水、鼻詰まり、喘息様呼吸)を示した」から、「呼吸器感作性を有する」と考えられるため、区分1とした。 皮膚感作性: CERIハザードデータ集 2001-41 (2002)のヒトに対する健康影響のデータにて、本物質に弱い皮膚感作性があると判断していることから、「皮膚感作性を有する」と考えられるため、区分1とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | CERIハザードデータ集 2001-41 (2002)の記述から、生殖細胞in vivo経世代変異原性/変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試験(小核試験)で陰性であることから区分外とした。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 7 | 生殖毒性 | 区分2 | ![]() |
警告 |
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い |
CERIハザードデータ集 2001-41 (2002)の記述から、ラットの催奇形性試験で母毒性のみられる用量で、胎児に腎盂拡張がみられていることから区分2とした。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(神経系、肝臓) | ![]() |
危険 |
臓器(神経系、肝臓)の障害 |
ヒトについては、「頭痛、吐き気、脱力、めまい、指先のしびれ、胸の痛み」、「肝臓の腫大、血清中のALT レベル及びアルカリホスファターゼの活性の増加、6か月後に慢性肝炎」(CERIハザードデータ集 2001-41 (2002))、実験動物については、「運動失調、痙攣」、「肝細胞の脂肪変性」(CERIハザードデータ集 2001-41 (2002))から、神経系、肝臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物の神経系、肝臓に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(神経系、肝臓)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(神経系、精巣、消化管、肝臓、腎臓、呼吸器) | ![]() |
危険 |
長期または反復暴露による臓器(神経系、精巣、消化管、肝臓、腎臓、呼吸器)の障害 |
実験動物については、「自発運動の抑制、嗜眠、皮膚への刺激、不整呼吸、死亡(83%)が観察され、さらに、死亡例に精子形成の阻害、消化管への影響(小腸壁の菲薄化、乾燥糞による閉塞)が報告されている。げっ歯類では、肝臓に肝細胞の脂肪変性、肺の間質におけるリンパ様組織の増加がみられている。」、「イヌの生存例で、肝臓にうっ血、肝細胞の空胞化と混濁腫脹、クッパー細胞中の褐色色素の増加、脾臓で白脾髄におけるリンパ球の減少、赤脾髄における褐色色素貪食マクロファージの増加と赤血球の減少、腎臓で尿細管上皮に硝子顆粒の増加、曲尿細管上皮細胞の混濁腫脹、肺にうっ血と小出血巣、イヌの死亡例で、気管支肺炎、脾臓でリンパ球と赤血球の減少がみられている。」(CERIハザードデータ集 2001-41 (2002))等の記述があることから、神経系、精巣、消化管、肝臓、腎臓、呼吸器が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は、区分1に相当するガイダンス値の範囲でみられた。 以上より、分類は区分1(神経系、精巣、消化管、肝臓、腎臓、呼吸器)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | 水生生物に毒性 | 藻類(セレナストラム)の72時間ErC50=2.5mg/L(環境省生態影響試験、1996)から、区分2とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分外 | - | - | - | 急速分解性があり(BODによる分解度:83%(既存化学物質安全性点検データ))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=-1.31(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分外とした。 |