GHS分類結果 (厚生労働省・環境省平成19年度事業)

ID3 N−ニトロソジエチルアミン(CAS番号 55-18-5) 分類実施日 H20.2.22
使用マニュアル GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)、技術上の指針(H17.12.6版)

物理化学的危険性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 火薬類 分類できない - - - 爆発性に関する原子団(N-ニトロソ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。
2 可燃性/引火性ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
3 可燃性/引火性エアゾール 分類対象外 - - - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス類 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 分類できない - - - データ不足で分類できない。(combustible(NEW JERSEY DEPARTMENT OF HEALTH AND SENIOR SERVICES, HAZARDOUS SUBSTANCE FACT SHEET)等の情報がある。労働安全衛生法では危険物引火性の物。)
7 可燃性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性物質および混合物 分類できない - - - 爆発性に関する原子団(N-ニトロソ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。
9 自然発火性液体 分類できない - - - データなし
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性物質および混合物 分類できない - - - データなし
12 水と接触して可燃性/引火性ガスを発生する物質および混合物 分類対象外 - - - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。
13 酸化性液体 分類できない - - - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素、水素以外の元素である窒素と化学結合しているが、規定試験法によるデータがなく分類できない。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - -O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - データなし

健康に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3
危険 飲み込むと有毒 ラット経口投与によるLD50=280mg/kg(Patty 5th, 2001)であることから、区分3と判定した。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外 - - - GHSの定義により液体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない - - - データなし
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない - - - データなし
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - 皮膚に刺激性があるとのデータがあるが(HSFS 1999)、根拠等の詳細は不明であり、データ不足により分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - 眼に刺激性があるとのデータがあるが(HSFS 1999)、根拠等の詳細は不明であり、データ不足により分類できない。
4 呼吸器感作性又は皮膚感作性 呼吸器感作性:分類できない
皮膚感作性:分類できない
- - - 呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:データなし
5 生殖細胞変異原性 区分2
警告 遺伝性疾患のおそれの疑い マウス優性致死試験で陰性(IARC 17, 1978)との報告は得られているが、ラットへの腹腔内投与による小核試験ならびにラットへの経口投与によるDNA損傷試験で陽性(RTECS (Access on Aug. 2007))より、区分2とした。なお、RTECSにマウス特定座位試験で陽性との記述があるが、内容の確認ができないことから分類には使用できない。
6 発がん性 区分1B
危険 発がんのおそれ IARC S7(1987)がグループ2A、U.S. NTP(2005)がRに分類していることから、区分1Bとした。
7 生殖毒性 分類できない - - - データ不足で分類できない。なお、「妊娠13日目に0.1-0.3 mgを胎盤内投与した試験で胎児致死率が増加した(IARC 17, 1978)」との記述があるが、通常の試験条件ではないため分類に使用することはできない。
8 標的臓器/全身毒性(単回暴露) 分類できない - - - IARC 17 (1978)に、動物試験の結果から肝臓への影響がみられたとする記述があるが、投与量等の詳細が不明であり、分類できない。
9 標的臓器/全身毒性(反復暴露) 分類できない - - - データなし
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない - - - データなし

環境に対する有害性

危険・有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起用語 危険有害性情報 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 区分3 - - 水生生物に有害 藻類(セレナストラム)の96-hEC50が10.2 mg/L(Aquire 2007)であることから区分急性3とした。
11 水生環境有害性(慢性) 区分3 - - 長期的影響により水生生物に有害 急性区分3であり、生物濃縮性は低いと予想されるが(logPow=0.48, Physprop)、急速分解性で無い(BIOWIN 2007)ことから、慢性区分3とした。

参考資料

分類マニュアル

技術上の指針

解説・用語集(エクセルファイル(64KB))


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