参考資料
解説・用語集(エクセルファイル(64KB))
| ID21C0001 3,4-ジクロロアニリン(CAS番号 95-76-1) | 分類実施日 | H22.2.19 |
| 使用マニュアル | 政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3) |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 火薬類 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
| 2 | 可燃性/引火性ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 3 | 可燃性/引火性エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
| 4 | 支燃性/酸化性ガス類 | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | Combustible solid、Flammability:1(NFPA (13th, 2006))という情報はあるが詳細データがなく分類できない。 |
| 8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | 爆発性に関わる原子団、および自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | 発火点260℃以上(ICSC (2000), NFPA (13th, 2006))で70℃以上である。 |
| 11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | 融点72℃(Ullmanns (6th, 2003), Chapman (ver.16.1, 2008), HODOC (3rd, 1997), Lide (88th, 2008), ICSC (2000), NFPA (13th, 2006))であり、融点が140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
| 12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | 金属又は半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | Clを含むが、炭素とのみ結合している有機物質である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | 分子内に−O−O−構造を含まない有機化合物である。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | 融点72℃(Ullmanns (6th, 2003), Chapman (ver.16.1, 2008), HODOC (3rd, 1997), Lide (88th, 2008), ICSC (2000), NFPA (13th, 2006))であり、固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | ![]() |
警告 | 飲み込むと有害 | ラットLD50 (雄:570, 880, 510, 545 mg/kg bw, 雌:530, 470 mg/kg bw)(EU-RAR (65, 2006), PATTY(5th, 2001))が得られたことから区分4とした。 |
| 1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 | ![]() |
危険 | 皮膚に接触すると有毒 | ウサギLD50:300, 631mg/kg bw(EU-RAR 65, 2006)より、毒性の強い300mg/kg bwに基づいて区分3とした。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | GHS定義による固体である。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 | ![]() |
警告 | 吸入すると有害 | ラットにミスト(aerosol)を4時間ばく露した試験で、LC50値として>0.631 mg/L(OECD TG403)(EU-ARA (65, 2006))と、3.3 mg/Lの記述があり(EU-ARA (65, 2006))、確定値の3.3 mg/Lから、区分4とした。 |
| 2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | ウサギを用いたDraize試験において、グレード1の紅班がみられたが2日間で改善する可逆的症状であり、浮腫はみられないことから(EU-RAR 65, 2006)、区分外とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A | ![]() |
警告 | 強い眼刺激 | ウサギを用いたDraize試験において、結膜および虹彩への刺激性が中等度とされ、14日目にこれら症状は回復したが、3匹中2匹において角膜の血管新生が7日目に始まり14日目後も見られた(EU-RAR65, 2006)。14日目に回復がみられたことから2Aとした。 |
| 4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- | - | - | データなし。 |
| 4 | 皮膚感作性 | 区分1 | ![]() |
警告 | アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ | モルモットを用いた皮膚感作性試験(maximization test)において、刺激性(陽性反応)を示した(EU-RAR (65, 2006))ことから区分1とした。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | マウスの経口または腹腔内投与による骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)における陰性結果(EU-RAR (65, 2006))に基づき、区分外とした。なお、in vitro変異原性試験(エームステスト、ヒトリンパ球を用いた染色体異常試験)のいずれも陰性(EU RAR 65(2006))である。 |
| 6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | 妊娠中のラットに経口投与した試験(EU-RAR (65, 2006))で胚または胎仔の発生に悪影響は認められなかったが、親動物の生殖毒性に関するデータがなく分類できない。 |
| 8 | 標的臓器/全身毒性(単回暴露) | 区分1(血液系)、区分2(神経系) | ![]() |
危険 警告 |
臓器(血液系)の障害 臓器(神経系)の障害のおそれ |
ラットを用いた130-1500mg/kgの24時間経皮投与試験において、全投与群にチアノーゼがみられ、ラットの4時間吸入試験2.8mg/L群(飽和蒸気圧0.055mg/lでありミスト)でメトヘモグロビンの高値がみられている(EU-RAR (65, 2006))。さらに、Patty(5th, 2001)に、ヒトと動物への急性症状として、「チアノーゼ、倦怠感、呼吸困難、筋力低下」の記述があり、EU-RAR(2006)に「動物において、他のクロロアニリン類同様、初期毒性作用はメトヘモグロビン形成であり、急性症状として、メトヘモグロビン血症(チアノーゼ)、倦怠感、呼吸困難、筋力低下を示す」との記述があることから区分1(血液系)とした。また、ラットを用いた経口試験において、500-800mg/kgで後肢の麻痺がみられた(EU-RAR (65, 2006))との記載から区分2(神経系)とした。 |
| 9 | 標的臓器/全身毒性(反復暴露) | 区分1(血液系)(吸入) | ![]() |
危険 | 長期にわたる, 又は反復暴露による臓器(血液系)(吸入)の障害 | ラットの2週間の吸入試験(1日6時間、週5日間)で、メトヘモグロビンの高値、脾臓へのヘモジデリン沈着が(45mg/m3, 90日換算値:0.007mg/L)以上でみられ、ラットの6ヶ月の経口投与試験においてガイダンス値の区分2に相当する20mg/kgの用量でメトヘモグロビンの高値が報告されている(EU-RAR 65, 2006)ことから、ラットの2週間の吸入試験の結果に基づき区分1(血液系)(吸入)とした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | データなし。 |
| 危険・有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起用語 | 危険有害性情報 | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 水生生物に非常に強い毒性 | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.55 mg/L(環境省生態影響試験, 1995)から区分1とした。 |
| 11 | 水生環境有害性(慢性) | 区分1 | ![]() |
警告 | 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 | 急性毒性区分1であり、急速分解性がない(難分解、BODによる分解度:0%(既存点検データ, 1979))ことから区分1とした。 |